「やりたいことが見つからない」
「やりたい仕事が分からない」
このように感じていないでしょうか。いくら考えても分からず、探しても見つからない状態が続くと、何を手がかりにすればよいのかも分からなくなります。
しかし、それは「やりたいことがない」のではなく、自分の内面が十分に言語化されていないこと。そして、言語化した内面を表現できる手段が見つかっていないこと、かもしれません。
人の内面には、次のような複数の気持ちがあります。
- 好きなことをしたい
- こんなことをしたい
- 生活を安定させたい
- 誰かに認められたい
- 社会とつながりたい
- 自分らしく生きたい
- 過去の経験を生かしたい
- こだわっていることがある
- 失敗したくない
まずは、こうした自分の内面を言語化します。それから、その内面を表現できる手段を、職業や肩書きから探していきます。
本記事では、やりたいことを「自分の内面を、社会に表現すること」と考えます。内面を言語化し、そこから生まれた自己イメージに合う職業や肩書きを探すことで、やりたいことを見つける方法をシンプルに解説します。
本記事を読み終えるころには、「何を探せばよいのか」「まず何を試せばよいのか」が見えやすくなるはずです。
やりたいことは、内面を言語化し、そこから生まれた自己イメージを表現する手段を決めることで見えてきます。そして、その表現手段として職業や肩書きを捉えて探すことは有効な方法です。
やりたいこととは自己表現の手段を探すと見つかる
「やりたいこと」は、どのようにして見つかるのでしょうか。本記事では、自分の内面を世の中に表現する手段を探すことで、やりたいことが見えてくると考えます。
では、「やりたいこと」とは何でしょうか。「やりたい!」と思えることを見つけるには、運・経験・知識・時間のいずれか、または複数が必要になります。本記事では、やりたいことを「自己表現を通じて社会に働きかけること」と考え、この過程を短縮することを狙いとしています。

やりたいこととは何なのか
つかみどころのない「やりたいこと」ですが、「やりたいことは何か」と問われると、多くの人は、自分の希望や願望を社会の中で実現したいと考えるものです。
それを本記事なりに定義すると、「自分らしさや価値観といった内面から生まれたテーマを表現し、社会に何らかの働きかけをしたいという思い」とします。
したがって、自分の内面を表現できる手段が見つかると、自分がどのような形で社会と関わり、活動していきたいのかが見えてきます。
その「どのように社会と関わり、活動していきたいのか」が、本記事で考える「やりたいこと」です。
やりたいことの実感
やりたいことが見つかると、心の底から納得できるような実感が生まれます。それは、長年探し求めていたものが、ようやく自分の手元に届いたときの満足感に似ています。
また、「もし今の知識や経験を持ったまま過去に戻り、人生をやり直せるとしたら」と考えたときに感じるような、大きな可能性を与えてくれるものでもあります。
もちろん、現実に過去へ戻ることはできません。しかし、自分の内面を表現する手段を探すことはできます。
そして、その手段が見つかったとき、やりたいことは「悩みの対象」から、「実際に行動することが出来き、実現したい目標が見える」へと変わっていきます。
やりたいことが見つかるまでの過程
そのやりたいことが見つかるには、運・経験・知識・時間のいずれか、または複数必要となります。それぞれが果たす役割は異なりますが、繋がっています。
- 運は、出会いを生みます。
- 経験は、実感を生みます。
- 知識は、物事の解釈を広げます。
- 時間は、それらを一つにつなげます。
まず、運は確かにあります。
たまたま読んだ本、偶然見た動画、知人との会話、仕事で任された作業、何気なく始めた趣味。場合によっては、街を散歩しているときの何気ない出来事が、きっかけになることもあるかもしれません。このような偶然の出会いが、やりたいことが見つかるきっかけになることがあります。
しかし、運だけでは足りない場合があります。たとえ良い情報や機会に出会っても、それを受け止める土台がその時の自分の中になければ、そのまま通り過ぎてしまうことがありえます。
その土台とは、経験や知識です。
そこで必要になるのが、経験です。
実際に書いてみる、描いてみる、人に教えてみる、作ってみる、発信してみる。そうした経験を重ねることで、「これは自分に合っている」「これは違う」という実感が生まれます。こうした経験の積み重ねが物事に対しての判断材料になり、やりたいことを受け止める土台になります。いわゆる「自分に落とし込む」というようなことが可能になってきます。
さらに、知識も必要です。
知識が増えると、今まで言葉にできなかったものを理解できるようになります。
例えば「この方法で自己表現できる」「この方法は自分に合っている」「これとあれの違いがわかる」「他の内面とも折り合いがつく」ということに気づくようになります。
たとえば、「小説を書きたい」と思っていても、「それで生活できるのか」「今さら始めても遅いのではないか」という気持ちがあると、行動できなくなることがあります。これは、やりたいことがないのではありません。「書きたい気持ち」と「生活を安定させたい気持ち」「失敗したくない気持ち」がぶつかっている状態です。しかし、知識によって、別の解釈ができるようになり、自分の気持ちも整理しやすくなります。そして、納得した気持ちで実際の行動に移ることができるようになるでしょう。
こうした知識の蓄積も物事に対しての判断材料になり、やりたいことを受け止める土台になります。
そして最後に、時間が必要です。
経験も知識も、すぐに一つの答えにはつながらない場合もあります。しかし、最初はバラバラに見えていた出来事も、時間が経つことで意味を持ち始めます。
たとえば、若い頃に好きだったこと、過去に失敗したこと、仕事で身につけたこと、長く続けてきたこと。それまでは意味が分からなかった経験でも、後になって「これが今の自分につながっていた」と気づくことがあります。
このように、やりたいことが見つかるまでは、運・経験・知識・時間のどれかが働いて見つかる場合や、4つ揃って見つかる場合もあります。そして、本記事で紹介する「自己表現の手段を探す」という方法で、これを無条件に短縮することを狙いとしています。
自己表現の手段を探す
短縮するには、まず自分の内面を掘り下げることで、「自分はどのような人間なのか」という自己イメージを構築します。そして、その自己イメージと合う表現手段を探し、その見つけた手段で社会に働きかけていきます。
つまり、やりたいことを見つけるとは、自分の内面を表現する手段を見つけることだと考えます。
やりたいことを見つけるために自己表現の手段を探す
やりたいことを見つけるには、自分の内面を社会に表現する手段を探します。その手段として有効なのが、職業や肩書きです。なぜなら、職業や肩書きには、社会に働きかけるための方法が確立されているからです。また職業や肩書きが見つからない場合の手段としては、「肩書を作る」という方法もあります。
職業と肩書き
職業は、社会の中で仕事として認識されている活動です。料理人、看護師、ライター、プログラマーなど、仕事の内容を表す名称として使われます。
一方、肩書きは、自分が社会に向けて掲げる活動のテーマや名称です。自分の活動、専門性、関心、表現したい内容に合わせて名乗るもので、必ずしも収入や既存の職業分類と一致するとは限りません。
たとえば、次のような肩書きがあります。
- 〇〇ブロガー
- エッセイスト
- ライフスタイル発信者
- 〇〇クリエイター
- 〇〇コレクター
- 〇〇表現者
- 〇〇研究家
ただし、職業と肩書きには明確に分けられないものもあります。ブロガー、エッセイスト、作家、研究者などは、活動の形によって職業にも肩書きにもなります。また、料理人やライターなどの職業名を、そのまま自分の肩書きとして名乗ることもあります。
収入を得る仕事として社会に認識されている場合は職業、自分の活動内容や専門性を社会に示す看板として名乗る場合は肩書きと考えると分かりやすいでしょう。
やりたいことを探すときは、この二つを厳密に区別する必要はありません。自分の内面に合うものを、職業と肩書きの両方から探していくことが大切です。
やりたいことを探す概要|職業探しから始める
自分に合った職業や肩書きを探すときは、まずは職業探しから始めます。さまざまな職業を見ながら、自分に「問いかける」、実際に活動している自分を「イメージする」、そこで感じたことをもとに「選択する」という流れで進めます。
気になる職業が見つからなければ、もう一度探してみます。それでも見つからない場合は、肩書きにも範囲を広げ、同じように「問いかける」「イメージする」「選択する」という流れで探します。
気になる職業や肩書きが見つかったら、より詳しく調べていきます。調べるうちに興味が続かなくなった場合は、再び「探す」「問いかける」の段階に戻り、別の職業や肩書きを探します。自分の表現手段になると思える職業や肩書きが決まったら、実際に活動を始めます。
一方、既存の職業や肩書きの中に自分の内面に合うものが見つからない、または確信を持てない場合は、自分だけの肩書きを作る方法を選んでも構いません。
また、いったん探すことから離れるのも一つの選択肢です。その間に読書などで知識を増やし、視野を広げ、時間を置いてから再び探します。
- 探す: 気になる職業を探す
- 問い: その職業が自分に合っているのか、「自分の自己表現の手段になるだろうか?」と問いかける
- イメージ: その職業で実際に働いている自分の姿をイメージする
- 選択: 違和感がなく、「やってみたい」「自分に合っているかもしれない」と思えた職業を選ぶ。職業が見つからない場合は、もう一度探してみる。それでも見つからなければ、肩書きにも範囲を広げ、同じように「問い」「イメージ」「選択」で探す
- 興味: 選んだ職業・肩書きについてさらに詳しく調べ、興味が続くかを確かめる。興味が続くなら「8. 行動」へ進む。興味が続かなければ「1. 探す」へ戻る
- 読書をする: なかなか職業・肩書きが見つからない場合は、これまでとは違う視点で物事を見られるようになるために読書をする。新しい知識や考え方に触れることで、物事を別の解釈から見られるようになる。その効果を期待しながら、職業・肩書き探しも並行して続ける
- 肩書きを作る: 既存の職業や肩書きに納得できるものがなければ、自分の内面に合った肩書きを自分で作る
- 行動: 自分の表現手段となる職業・肩書きが決まったら、実際に活動を始める。重要なのは、まず始めてみること
- 確信: 実際に活動しながら、自分の内面と照らし合わせ、やりたいことへの確信を深めていく。
ここからはSTPE形式での解説です

気になる職業・肩書きを探す
気になる職業・肩書きを探す方法は、大きく3通りあります。
- まずは職業を中心に探す: さまざまな職業を見ながら、気になるものを探していきます。
- 職業から肩書きへ広げる: 職業を探しても「なかなか見つからない」と感じたら、次に肩書きも探します。
- 職業と肩書きを交互に探す: 職業と肩書きの両方を行き来しながら、気になるものを探していきます。
基本は、職業から探します。ただし、職業だけに限定する必要はありません。気になる肩書きがあれば、職業と同じように候補として見ていきましょう。
職業・肩書きを探すときは、下記の「表現スタイルごとの職業・肩書きの例」や「職業探しの記事」を参考にしてください。

💭自身の内面を意識し気になる職業・肩書きに問いかける
問いかけるにあたって、まずは自分の内面を言語化し、自己イメージを構築します。そのために、「各内面表」「自問自答」「内面スコアリング法」を活用します。そして、構築した自己イメージを意識しながら、気になる職業・肩書きが自分に合っているのかを問いかけます。

問いかける
自身の内面を基にして構築した自己イメージを意識し、気になる職業・肩書きに「これは、自己表現の手段になるだろうか?」「これは、自分のテーマの手段になるだろうか?」と問いかけます。
- このときの内面とは、「自分はどのような人間か」という自己イメージです。自己イメージだけでは探しにくい場合に、「自分のような人間は、何を表現したいのか」というテーマまで具体化してみる。
- たとえば
- 自己イメージ:古いものにこだわりがあり、伝統は蔑ろにしてはいけないと思っている→「学芸員」という職業を見る→「これは自分を表現する手段になるだろうか?」
- 自己イメージ:古いものにこだわりがあり、伝統はは蔑ろにしてはいけないと思っている→テーマ化:昔の生活道具や技術を調べ、その価値を伝えたい→学芸員、研究者、ライター、動画制作者……
- 自己イメージは、以下の「各内面表」「自問自答」「内面スコアリング法」を参考にしながら、自分の内面を言語化することで構築していきます。
ただし、「各内面」や「自問自答」を使って内面を深く掘り下げるには時間がかかります。そこで、まずは内面スコアリング法を使って、暫定的な自己イメージを構築します。
その自己イメージをもとに、職業・肩書き探しを始めてください。同時に「各内面」や「自問自答」による内面の言語化も進め、より精度の高い自己イメージへと少しずつ更新していきます。
つまり、自己イメージが完全に固まるまで職業・肩書き探しを待つのではなく、自己イメージの構築と職業・肩書き探しを並行して進めていきます。
各内面表

内面は社会と関わる中で形づくられます。そのため、内面は非常に複雑になっていき、とらえどころがありません。そこで本記事では、シンプルに内面を10個から捉え直します。これらは、人が日常的に感じている「好き」「価値観」「過去の経験」などを分類したものです。
これで、内面の言語化の手がかりにしてください。
| 内面 | 特徴 |
|---|---|
| 💖 好きなこと | 好きなことは、自身の内面の中で最も具体的(物理的)に表現しやすく、やりたいこと探しの王道です。そのため、好きなことに関係したことで探すことをおすすめします。「好きなこと」は、「人物、生物、もの、仕組み、自然」と、全ての「ものごと」が対象になります。 |
| 🎨 好みや興味 | 好みや興味は、嗜好や好奇心など、自分の心が自然と向く内面といえます。新しいことに挑戦するきっかけになりやすく、そこから「好きなこと」へ発展することもあります。たとえば、「やりたいことリスト100」に書き出した一つ一つも、好みや興味から生まれたものと考えられます。ただし、好みや興味はいくつも生まれやすいため、その中から本当にやりたいことを一つに絞れるかが問題になります。 |
| 😊 感情 | 喜び・悲しみ・怒り・恐怖・嫌悪など、自分の中に生まれる気持ちです。感情は、表現したいことだけでなく、「嫌いだからやらない」「怖いから避ける」「腹が立つから変えたい」といった行動や選択の判断にもつながります。こうした感情を手がかりに、自分に合う表現方法や職業を探します。 |
| ⚖️ 価値観 | 人生で大切にしている理想や信念、人生の考え方のことです。それを実現できそうな表現方法を探します。職業では、教育・医療・法務など、社会的意義のある職業と相性が良いです。 |
| 🧍 自己評価やアイデンティティ | 自分をどう見ているか。どう見られているか。自己評価を上げたり、アイデンティティを強化してくれるような表現方法を探します。他者からの承認や役割を重視する職業を探すことになります。 |
| 🎯 将来の夢や目標 | 将来こうなりたいという理想像を出発点に、それを実現できそうな職業や肩書きを選ぶ流れになります。方向性がやや漠然としている点では、「価値観」と似た性質を持っています。 |
| 🧠 理性 | 合理的・論理的な考えを第一にしている内面です。世間の情勢に合わせたり、現実的に考え、安定的に稼げる仕事を優先したりします。年収・才能やスキルやコスパ・タイパなどで、職業や肩書きを決めることになります。 |
| 📜 自分の過去 | 経験や記憶から学んだこと。過去を引きずるイメージです。トラウマや成功体験の影響で職業や肩書きを決めることになります。自身が「この職業や肩書きで活動していくなら過去を精算できる」と思えればよいです。また、過去学んで得たことやスキルもここに入り、それを活かすのもよいでしょう。得意なこともここに入ります。 |
| 🔥 欲(衝動) | 本能的な欲求に動かされるタイプ。報酬、競争、注目、勝負、挑戦、達成感などへの強い反応が特徴です。何かをしたい、手に入れたいという強い気持ちを満足させてくれる職業や肩書きを探します。 |
| 🌀 モヤモヤする | 「よくわからない」「言語化できない」という状態も、立派な内面のひとつです。たとえ内面が言語化されていなくて明確でなくても、職業や肩書きを探していく過程の中で、見つかった職業や肩書きが「これこそが自分の内面を象徴している」と感じる可能性があります。このモヤモヤしていることを自覚して、職業や肩書きを探すことになります。 |
自問自答
以下のこと自問自答して各内面を言語化していきます。
- 💖 好きなこと:今、一番好きなことは何か
- 🎨 好みや興味:どんなことを好み・興味関心があるか
- 😊 感情:どんなことを喜び・悲しみ・怒り・避けたいか
- ⚖️ 価値観:人生で大切にしている理想・信念・考えていることは何か
- 🧍 自己評価やアイデンティティ:自分をどう見ているか、どう見られているか
- 🎯 将来の夢や目標:将来の夢や目標はあるか
- 🧠 理性:安定的に稼げる仕事を優先するなど、現実的に考えていることはあるか
- 📜 自分の過去:自分の過去とどう向き合っているか(トラウマ、成功体験、学んだ学問やスキル、特技や得意なこと)
- 🔥 欲(衝動):報酬、競争、注目、勝負、挑戦、達成感など、どんなことに興奮するか挙げる
- 🌀 モヤモヤする:よくわからない・言語化できないといったモヤモヤしていることはあるか
これらはノートに書いてまとめてみるのがよいでしょう。それを見て「自分とはこういう人間なんだ」という自己イメージの構築を行ってください。
内面スコアリング法
自分が優先している内面を点数によって見える化し、その結果をもとに職業・肩書きを探します。「質問項目を眺める → 点数を付ける → 結果を読み取る」の順番で行います。
手順1:質問項目を眺める
質問項目
| 各内面 | 質問 |
|---|---|
| 1💖 好きなこと | 「これはやっていて楽しい」と思える対象(もの・人・仕組みなど)がはっきりある。 |
| 2🎨 好みや興味 | 好奇心が強く、気になることにはすぐ手を出したくなる。 |
| 3😊 感情 | 喜び・怒り・悲しみなど、自分の感情を強く表現したい。 |
| 4⚖️ 価値観 | 「信念や理想を持ち、それを大切にしている。 |
| 5🧍 自己評価・アイデンティティ | 「自分はこういう人だ」という自己像や、他人からの承認を重視している。 |
| 6🎯 将来の夢や目標 | 「将来こうなりたい」という理想像がある。 |
| 7🧠 理性 | 安定や効率を優先したいなど、現実的・合理的な考えを優先したい。 |
| 8📜 過去の経験 | 過去の成功や失敗が強く影響していて、それを乗り越えたい/活かしたい。 |
| 9🔥 欲(衝動) | 報酬・競争・注目・勝負・挑戦などに突き動かされる。 |
| 10🌀 モヤモヤ | 「よくわからないけど気になる」「言葉にできない気持ち」が強くある。 |
手順2:点数を付ける
上記10項目について、「今の自分にどれくらい当てはまるか?」 を直感で点数化してください。
各項目 0~5点で採点します。
点数表
0点:まったく当てはまらない
1点:あまり当てはまらない
2点:どちらかといえば当てはまらない
3点:どちらかといえば当てはまる
4点:かなり当てはまる
5点:とても強く当てはまる
- 10項目すべてに 0~5点をつける
- 点数の確認
- 上位3つの内面が「あなたが今、特に優先している内面」になります
手順 3:結果を読み取る
以下が読み取り例です。
- 例①:「好きなこと=5点」「理性=4点」「価値観=4点」
→ 好きなことを中心に、理性的な判断や自身の価値観に合った職種を探します。 - 例②:「過去=5点」「モヤモヤ=4点」「感情=4点」
→ 過去の体験やトラウマを整理しながら、自身が「これだと思える」表現手段としての職種を探します。モヤモヤや感情も留意します。 - 例③:「欲=5点」「夢=5点」「好み=4点」
→ 強いエネルギーで挑戦し、夢を追いかけられる職種や肩書きを探します。好みも重要です。
関連記事
内面が完全に分からなくても探し始めてよい
自分の内面を完全に言語化してからでなければ、職業や肩書きを探してはいけないわけではありません。
完全に言語化していなくてモヤモヤした部分があっても、職業や肩書きを見ている途中で、
- 「この職業は、自分が求めていたものに近い」
- 「この活動(肩書き)を見て、自分が何をしたかったのか分かった」
と気づくこともあるからです。
したがって、内面の言語化と職業・肩書き探しは、並行して進めても問題ありません。一部でも内面が言語化されていればよいわけです。
内面を言語化する作業と、職業や肩書きを調べることを平行に行うと、「これこそが自分の内面を象徴している」というように気づく可能性があります。
🌈職業・肩書きで活動する自分をイメージする
気になる職業・肩書きが見つかったら、その仕事や活動をしている自分の姿を具体的にイメージしてみましょう。
どのような場所で、誰と関わり、何をしているのか。さらに、そのとき自分はどのように感じるのかまで想像することで、自分に合っているかを判断しやすくなります。
☑️職業・肩書きを選択する
問いかけとイメージを通して違和感を感じ、「これは無いな」「これは何か違うな」と思った職業は、自分に合っていないと判断し、潔く候補から外します。その後も、気になる職業が見つかるまで、いくつも見ていきましょう。
逆に、少しでも「やってみたいかも」「気になるな」と思えたのであれば、fその職業は自分の内面に合っている可能性があります。ここで、気になる職業が見つかった場合と、見つからなかった場合で進む方向が分かれます。
気になる職業が見つかった場合
気になる職業が見つかったら、STEP5「興味が続くか確かめる」へ進みます。
職業が見つからない場合は再チャレンジし、それでも駄目なら肩書きを探す
職業が見つからない場合は、もう一度、職業探しにチャレンジします。
それでも「これだ」と思える職業が見つからない場合は、今度は世の中に存在する既存の肩書きから、自分に合うものを探してみましょう。肩書きについても、STEP2の「問いかけ」とSTEP3の「イメージ」を行い、自分の内面に合うものを選択します。
気になる肩書きが見つかったら、それが「今後どのように活動していくか」を表す自己表現の手段の候補になります。STEP5「興味が続くか確かめる」へ進みます
職業・肩書きへの興味が続くか確かめる
気になる職業や肩書きが見つかっても、まだ絶対の確信が得られたわけではありません。そこで、さらに詳しく調べながら、本当に興味が続くのかを確かめていきます。
- 職業の場合は、仕事内容、必要な知識や技術、働き方、収入、実際に活動している人などについて調べます。可能であれば、職場を見学したり、その業界で働いている人から話を聞いたりするのも有効です。実際の情報に触れることで、STEP3でイメージした姿と現実との違いも見えてきます。
- 肩書きの場合は、その肩書きを名乗っている人が、実際にどのような活動をしているのかを調べます。活動内容だけでなく、必要な知識や技術、どのように社会と関わっているのか、職業として成立する可能性があるのかなども確認します。
調べていく過程で、その職業や肩書きへの興味が続くかどうかを確かめます。このとき、次のようなことを自分に問いかけてみましょう。
- 自分の強い気持ちを表現できるか
- 大事にしたいと思えるか
- 不安があっても試してみたいと思えるか
- その活動を続ける自分に納得できるか
一時的な憧れや好奇心であれば、自問自答をしたり詳しく調べたりするうちに、興味が薄れていくことがあります。その場合は無理に選ばず、STEP1に戻って別の職業や肩書きを探します。
一方、調べるほど興味が強まり、その職業について考える時間が増えていくのであれば、自分のやりたいことにつながる可能性があります。このように、「これだ!」と思える職業や肩書きが見つかったら、STEP8「行動する」へ進みます。
その段階まで来たら、就職・転職活動に向けて一歩を踏み出してみましょう。
それでも自分に合う職業や肩書きが見つからないと判断した場合は、いったんSTEP6「読書をする」へ進んで視野を広げたり、STEP7「自分だけの肩書きを作る」という別の方法を選んだりしてもよいでしょう。
ここまで探して見つからなかったとしても、何も得られなかったわけではありません。「今の自分には、既存の職業や肩書きの中から納得できるものを見つけられなかった」と知ることができました。それも一つの結果として受け止め、次へ進むためのSTEPと考えましょう。
読書をする
自分の内面に合う職業や肩書きが見つからない、または確信できない場合は、読書をおすすめします。見つからなかった原因は、やりたいことが存在しないからではなく、自分自身の視野がまだ狭かったからかもしれません。
視野が狭いと、物事の捉え方や解釈にも限界があります。しかし、読書によって新しい知識や考え方、生き方に触れることで、これまでとは違う視点から物事を見られるようになります。
すると、以前は興味を持てなかった職業や肩書きでも、新しい解釈が加わることで、「これは自分の内面に合っているかもしれない」と気づくことがあります。また、以前は納得できなかったものでも、見方が変わることで、その意味や価値に納得できるようになることもあります。
こうして得た新しい知識や視点は、既存の職業や肩書きを探すときだけでなく、自分に合った肩書きを作るときにも役立ちます。
ただし、こうした気づきがいつ訪れるかは分かりません。あるとき突然、「そうだったのか!」と声に出したくなるほど、今まで分からなかったことがはっきりと見えることもあります。そこにたどり着くまでに時間がかかることもあれば、一冊の本との偶然の出会いがきっかけになることもあります。
だからこそ、読書を一時的なものではなく習慣にして、新しい知識や考え方に触れ続けることが大切です。
読む本は、どのようなジャンルでも構いません。まずは、1日5分読むことから始めてみましょう。
読書を続けながら、ときどきSTEP1に戻り、もう一度職業や肩書きを探してみてください。以前とは違うものが気になるようになっていたら、それは自分の見方が変化した一つの表れです。

肩書きを作る
既存の職業にも肩書きにも納得できるものがなければ、自分で肩書きを作ります。
ただし、自分で肩書きを作る場合は、既存の職業や肩書きとは違い、活動方法そのものを確立したり、自分が何をしている人なのかを社会に認知してもらったりする必要があります。
そのため、最初から完成した肩書きや活動を目指すと、やるべきことが多く、困難に感じて前に進めなくなる可能性があります。まずは小さく活動を始め、続けながら少しずつ肩書きと活動内容を形にしていく方が現実的です。
ここからは、肩書きを作る方法を具体的に見ていきます。最後に参考例として、「車のタイヤやホイール」という少しマニアックな対象を使って説明します。
- 関わりたい対象を決める:まずは、自分が関わりたい対象を決めます
- 対象の表現方法を探し決める:次に、その対象とどのような方法で表現するのか・関わるのかを「9つの表現方法」から考えます
- 既存の肩書きを参考にする:自分で肩書きを作る場合でも、既存の肩書きは参考になります。すでに活動している人がいるため、どのような活動を行い、どのように社会へ働きかけているのかを知る手がかりになるからです
- 在野研究を参考にする:また、自分なりの活動方法を確立し、その活動を社会に認知してもらうための参考として、「在野研究」という方法もあります。大学や研究機関などに所属せず、自分の関心のあるテーマを調べ、学び、研究し、その成果を発表していく活動です
- 参考:対象が車のタイヤやホイールの場合

1:関わりたい対象を決める
まずは、自分が関わりたい対象を決めます。対象は、人、物、動物、自然、科学、技術、方法、仕組み、社会活動など、世の中に存在するものであれば何でも構いません。自分自身がその対象に惹かれていることが大切です。
今でも惹かれているのであれば、もともと好きだったものを選んでもよいですし、自分の特技に関係するものも選択肢に入れてよいでしょう。
たとえば、「自然の中にいると落ち着く」のであれば自然、「古いものに惹かれる」のであれば伝統や歴史というように、自分の好みや興味、感覚など、さまざまなきっかけから対象を選べます。
ただし、対象について考えたときに、「これに関わることに意味があるのだろうか」「本当はそれほど興味がないのではないか」といった疑いが自分の内面から出てくるのであれば、その対象はいったん候補から外します。
ここでいう疑いとは、「うまくできるだろうか」「仕事になるだろうか」といった活動への不安ではありません。対象そのものに対して、素直に「関わりたい」と思えるかどうかで判断します。
2:対象の表現手段を決める
次に、興味のある対象をどのような方法で表現するのかを考えます。ここで利用するのが「9つの表現方法」です。
「9つの表現方法」は、人が自分の内面を表現するときに生み出す有形・無形のものや活動を、9つに分類したものです。それぞれの表現方法の中には、具体的な表現手段となる複数の方法があります。
その中から、「自分が関わりたい対象を、どのような方法で表現していきたいのか」を考え、自分に合う表現手段を決めます。そして、選んだ表現手段で実際に活動していくことで、自分らしい表現の形を少しずつ構築していきます。
下記の「各表現方法の詳細」では、それぞれの方法の解説と、関連する職業・肩書きの例を掲載しています。自分の表現の形を構築したり、それに合った肩書きを考えたりするときの参考にしてください。
9つの表現方法とは、人が何かを表現したり、成果を生み出したりする方法を、大きく9つに分けたものです。
各表現スタイル
- 💪 身体:身体の動きや技能で表現する。たとえば、各動作、演技、ダンス、武術、スポーツ
- ⚙️ 行動:行動や実践の積み重ねで表現する。たとえば、起業、冒険、実験、収集、農耕、社会活動
- 💞; 対人:人との関わりを通して表現する。たとえば、対話、教育、支援、医療、営業
- 🍳 飲食物∶味や香り、盛り付けで表現する。たとえば、料理、菓子、飲料、食品製造
- 🎵 音:音や声で表現する。たとえば、演奏、歌、声、作曲、音響
- 🎥 映像:動きのある視覚表現を作る。たとえば、映画、動画、アニメ、記録映像
- 🛠️ 物づくり:形のあるものを作って表現する。たとえば、工芸、建築、衣類、工業製品
- 🖼️ 静止画:一枚の視覚表現として伝える。たとえば、絵画、写真、漫画、デザイン
- ✍️ 記述言語:言葉や記号、論理で表現する。たとえば、文章、数式、コード、論文
※気になる対象の表現手段を、この中の方法から選びます。記述言語は、応用範囲が広く、多くの人が始めやすい方法です。
内面を形にする9つの表現方法
3:既存の肩書きを参考にする
職業を探すときには、並行してさまざまな肩書きも見てきました。その中で気になっていた肩書きがあれば、その肩書きで実際に活動している人に注目します。そして、その人がどのような表現手段を使い、具体的にどのような活動を行い、社会に働きかけているのかを調べます。
既存の肩書きには、すでに実際に活動している人がいるため、STEP2で決めた表現手段をどのような活動にしていけばよいのか、自分で肩書きを作るときの具体的な手がかりになります。
もちろん、その活動をそのまま真似する必要はありません。自分の関わりたい対象や表現手段と照らし合わせながら、自分なりの活動方法を作るための参考にします。
4:方法に迷ったら在野研究を参考にする
関わりたい対象と表現手段が見つかっても、具体的にどのような活動をしていけばよいのか迷うことがあります。そのような場合に、活動方法の一つのモデルとして参考になるのが在野研究です。
在野研究では、自分でテーマを決め、調査や学習、実践を重ね、その成果をまとめて発表していきます。こうした一連の活動を続けることで活動内容が具体的になり、それが自分の肩書きにもつながっていきます。
また、在野研究は特定の分野に限らず、自分が興味を持ったさまざまなテーマを扱えます。そのため、既存の職業や肩書きにはない活動を始める場合にも、自分なりの活動方法を組み立てていくための参考になります。

参考:対象が車のタイヤやホイールの場合
たとえば、車のタイヤやホイールに強い興味があり、他の内面とも折り合いがついたとします。
物づくりで表現するなら、タイヤやホイールの開発や製作に関わる道があります。記述言語で表現するなら、自動車関連のライターや専門ブロガーとして情報を発信できます。行動で表現するなら、タイヤやホイールに関する事業を始めることも考えられます。
このように、「何に関わりたいのか」と「どのような方法で表現したいのか」を組み合わせることで、自分なりの活動が見えてきます。
そして、実際に活動を始めます。活動を続ける中で、必要な知識や技術を身につけ、自分が何をしているのかを人に説明できる程度まで活動内容が具体的になってきたら、その活動に合った肩書きを考え、名乗ってみましょう。
肩書きを考え、必要な知識や技術を身につけ、活動内容を充実させていく一連の過程そのものも、やりたいことの一部といえるでしょう。
各表現方法の詳細
各表現方法のより詳しい内容です。興味の対象をどの表現スタイルで表現していくか、以下の表を参考にしてください。
- 表現スタイルの特徴
- 比較表
- 各表現スタイルの表現方法
1. 表現スタイルの特徴
下の表の中から表現するスタイルを決めてください。対象によっては、向き不向きがあるでしょう。
| 各表現スタイル | 特徴 |
|---|---|
| 💪身体で表現 | 身体を使った表現は、自身の心理状態や経験(身につけた技術)を伝えるのに非常に適した方法です。メッセージ性も高く、見る人に強い印象を与える表現手段といえます。 その一方で、「身体で特定の好きなことを直接表現する」という用途にはあまり向いていません。しかし、身体で表現するという行為そのものが好きであれば、新たな手段として、独自の運動法・スポーツ・健康法などを考案するという発想も生まれてきます。 |
| ⚙️行動で表現 | 「行動によって何かを成し遂げる」という表現方法であるため、行動力が求められ、難易度はやや高めです。しかし、その分、好きなことを直接表現できるという特徴があります。 たとえば、お祭りが好きならイベント活動をする、昭和時代が好きなら昭和の品をコレクションする、新しいことに挑戦したいなら起業するといった形です。 |
| 🤝対人表現 | 対人関係は、「興味、感情、価値観」の表現に適した手段ともいえます。特に「価値観」といった、何が大切か、自身の理想や信念、人生の考え方、正義感、使命感と相性がよいです。例えば、ボランティアを含めた社会活動、政治家や公務員、医療関係、教育関係になります。 |
| 🥙 飲食物で表現 | 食べ物や飲み物が主に味覚や嗜好の表現に特化しており、文字や写真のように情報量や意味を多層的に伝えるには限界があります。しかし、工夫次第で飲食物も魅力的な自己表現の手段となり得ます。とくに、自身の内面や経験、価値観を込める表現としては十分に活用できます。 たとえば、料理を通して自分の好みや思い出を表現したり、新しいレシピを創作することで創造性を発揮したりできます。また、特別な料理や飲み物を他者と共有することによって、感情や信念を伝えることも可能です。このように、飲食物を使った表現も、視点を変えれば深く有意義な表現方法となるでしょう。 |
| 🎵 音で表現(楽器・声=言語) | 音は、心理状態や経験を表現するのに非常に適しており、メッセージ性の高い表現方法です。旋律やリズム、音色の選び方によって、言葉にできない感情や内面を繊細に伝えることができます。ただし、音は特定の「好きなこと」を表現することには不向きです。 しかし、「音で表現すること」自体が好きであれば、新しい音作りに挑戦することで自己表現をさらに深めることが可能です。たとえば、新しい楽器の開発や、独自の発音・演奏方法を考案し、音を通じた自分だけのスタイルを確立することができます。 このように、音の表現は感情や世界観を伝える強力な手段であり、創造的な工夫によって無限の広がりを持たせることができます。 |
| 🎥映像で表現 | 映像は視覚的に伝えるのに有効です。さらに、音、ストーリー性を自然に組み合わせて表現を広げることもできる手段です。映画やネット動画などが手段になります。 例えば、特定の趣味やテーマを映像作品として構築することで、感情やメッセージを視覚化することができます。 「自然の景色を見るのが好きで、ドキュメンタリーや記録映像で表現する」といった感じです。 |
| 🛠️物体で表現(物づくり) | 物体を使った表現は、素材、具体的な形、質感、機能を通じて具体化します。 物理的な存在で手に取れる形でメッセージを伝えるため、視覚的、触覚的なインパクトを持ち、長く記憶に残る表現となります。 「好み・興味」を具体的な形にしたり、「将来の夢や目標」で大きなプロジェクトに参加する。好きな野球を物体で表現する場合は、野球をテーマにしたオブジェや彫刻を制作する。歴史が好きなら、歴史的な建物のミニチュアなどです。 |
| 🎨静止画で表現(絵・画) | 静止画は、写真、イラスト、デザインなどを通じて内面を伝える手段となります。 動きや音がない分、視覚的な構図や色彩、光、質感が特に重要になります。 一瞬を切り取ることで視覚的に表現し、瞬時にメッセージを伝える効果が高いだけでなく、見る人が自分のペースで受け止め、想像を膨らませる余韻を与える表現力があります。 古くからアートは静止画の中心的な手段でした。 また、社会への働きかけにも有効で、ポスターやSNSで発信し、広く共感を集めることができます。 好きな野球を静止画で表現する場合は、試合中のダイナミックな瞬間や、フィールドの美しさ、選手の感情を捉えた写真の作品を制作します。 |
| 🎨 記述言語で表現 | 記述言語は、数式、文章、詩、物語などを通じて表現する方法です。全表現方法の中で一番表現力があり、応用範囲が広い表現方法です。好きなこと、抽象的な概念から具体的な描写、さらには現象や宇宙を含む物理世界まで、幅広い表現が可能です。内面の思いや感情、または科学的な事実を詳細かつ深く伝える表現力があり、受け手は記述された内容を通じて自由にイメージを膨らませることができます。そのため記述言語は、ブログやSNS、小説、記事、書物などで、多くの人に共感や議論を引き出しています。表現例は、好きなことを小説やエッセイで表現する。物理世界の現象や理論を数式で記述する。自分が好きなことで発見したパターンや現象を数式で表現する。新しい発見や考察したことを論文やレポート、記事にまとめるなどです。 また、静止画と相性が良いです。 |
2. 比較表
次は、9つの表現スタイルの違いです。
どのように「形にして残るか」「評価のされ方」「どんな場合によいか」になります。
| 表現方法(スタイル) | 主な感覚 (勘、精神力) | 形に残るか | 評価のされ方 | どんな場合によいか |
|---|---|---|---|---|
| 💪 身体 | 身体感覚・動き | △映像記録、写真 パフォーマンスが人の記憶に残る | 観客の反応・身体能力 | 動きで感情を表したい、表舞台に立ちたい、運動が好き |
| ⚙️ 行動 | 実践・体験 | △映像や記述で記録に残る 人の記憶に残る | 達成結果・継続性 | 続ける力に自信がある、挑戦したい |
| 🤝 対人 | 対話・共感 | △評価・感謝・信頼が、勲章や賞状などで可視化される | 感謝・信頼・人間関係 | 人の役に立ちたい、対話が好き |
| 🥙 飲食物 | 味覚・嗅覚・視覚 | ◎料理として残る。間接的にレシピや写真で残せる | 美味しさ・盛り付け・体験 | 食を通じて人に喜ばれたい、食べ物が好き |
| 🎵 音 | 聴覚・リズム | ◯録音可能。人の記憶に残る | 聞き手の感動・表現力 | 声や音にこだわりたい、音に敏感 |
| 🎥 映像 | 視覚+聴覚+時間 | ◎映像作品として残る | 完成度・視聴者の反応 | 物語を映像で伝えたい、編集が好き |
| 🛠️ 物づくり | 手触り・造形 | ◎物理的に残る | 完成物の品質・デザイン性 | 手を動かすのが好き、形にこだわる、物づくりが好き |
| 🎨 静止画 | 視覚(静的) | ◎作品として残る | 美的感覚・色彩センス | ビジュアルで想いを伝えたい、一瞬の間に想像をかきたてられる |
| ✍️ 記述言語 | 言語・論理・想像 | ◎文章・記録として残る | 内容の深さ・読者の共感 | 思考を深めたい、静かに伝えたい、考えをまとめたい |
3. 表現スタイルの各表現方法
一つの表現スタイルの中にも、さまざまな表現方法があります。下の表では、表現スタイルごとの表現方法の特徴と、それに関連する職業・肩書きの例を紹介しています。
まずは、自分の表現スタイルの中から、「関わりたい対象を、この方法で表現していきたい」と思えるものを選んでみましょう。職業・肩書きの例は、自分に合う表現方法や活動の方向性を考えるための参考として活用してください。
各表現スタイルの表現方法一覧
| 各表現スタイル | 表現方法 |
|---|---|
| 💪身体で表現 | 身体言語(表情・姿勢・ジェスチャー)、手話、スポーツ・運動法、武術(武道含む)、伝統芸、ボディメイク、ダンス(舞踏、舞踊、バレエ、ブレイクダンスなど)、曲芸(軽業、手品など)、モデル(外見スタイルを含む)、演技、身体装飾(ピアスやタトゥー)、髪型(ヘアスタイル) |
| ⚙️行動で表現 | 算盤、冒険、旅行、運転操作、推し活動、実験、祈り(手を合わせる、ひざまずく、儀式を行う)、物を集める・保管(コレクション)、ボードゲーム・マインドスポーツ(思考で競い合う競技の事です。囲碁、将棋など)、eスポーツ(プレイ)、ファッション(服装や身だしなみ)、マナー、仮装、スタイル(生き方)、農耕、園芸、動物の世話や飼育(「育てる」という行動)、護身・防災活動 |
| 🤝対人表現 | 対話(会話、通訳)、教育・指導・コーチング(人材育成を含む)、カウンセリング・セラピー、ボランティア・支援活動(福祉サービス等)、医療・看護・介護、チームマネジメント(管理・育成)、営業・交渉、地域・社会的活動(福祉的支援・治安活動など) |
| 🥙 飲食物で表現 | 料理(家庭、伝統、創作、精進、健康、飲料、嗜好品、フードアート)、発酵・食品製造 |
| 🎵 音 | 楽器演奏、歌、口笛、スピーチ、声演技(吹き替え、アニメの声、ナレーション)、音響技術、口承文学(語り部)、各音楽ジャンル(クラシック、ロック、ジャズなど) |
| 🎥 映像 | 映画、ドラマ、アニメーション(2D、3D、クレイ[PCツールを使用したCG制作含む])、ドキュメンタリー、記録映像、動画配信 |
| 🛠️ 物づくり | 工芸品、人形製作、模型、建築、衣類、アクセサリー、カスタム、改造、工業製品 |
| 🎨 静止画 | 絵画、イラスト、タイポグラフィー、グラフィック、写真、版画、漫画、書道、etc |
| ✍️ 記述言語 | 1. 形式・コード系(論理を直接表す手段):数式(数学・物理・化学で用いる記号表現)、言語体系の活用(日本語・外国語)、プログラムコード(ソースコード)、アルゴリズム(問題解決の手順や計算方法)、速記、点字 2. 学術・専門系(知識を体系化する手段):論文、レポート、各種説明書(マニュアル、仕様書、レシピなど)、学術的な解説書・専門書・技術解説書 3. 記録・記述系(日常や個人の表現):メモ、日記、ジャーナル 4. 批評・評価系(対象を分析して伝える):レビュー(評価・批評の文書)、記事(報道・解説)、ブログ(体験や意見を綴る) 5. 文学・芸術系(言葉そのものを作品とする):小説、詩、歌詞、エッセイ、口承文学(語り部含む) |
💪 身体表現
体の動きや姿勢で感情や意思を表現したい人向け。
| 表現方法 | 特徴 | 職業・肩書き例 |
|---|---|---|
| 身体言語(表情、姿勢、ジェスチャー含む) | 言葉を使わず、体の動きや姿勢で気持ちや意思を伝える方法。接客や舞台などでよく使われる。 | 俳優(映画や舞台など)、モデル 、パフォーマー |
| 手話 | 耳が聞こえにくい人との会話に使う「手を中心に使う」言葉。 | 手話通訳士、ろう学校教員、手話講師、福祉施設スタッフ、手話アナウンサー |
| スポーツ・運動法 | 身体を使った運動を通じて表現や感情を表す。競技だけでなく、ヨガや体操なども含まれる。 | 各アスリート、ヨガインストラクター、体操コーチ、パーソナルトレーナー、フィットネスインストラクター |
| ボディメイク | 筋肉や体型を整えることで、自分らしさや健康、カッコイイ・美しい体を表現する手段。 | ボディビルダー、フィットネスモデル、ボディメイク指導者、スポーツトレーナー |
| ダンス | 音楽に合わせて体を動かし、感情や物語を表現する動きの芸術。 | ダンサー、振付師、バレエ講師、舞踏家、ミュージカル俳優 |
| 武術(武道含む)・格闘技 | 体と精神を鍛え、合理的な動きを養い、強さや自己防衛を表現する方法。 | 柔道指導者、空手指導者、武術指導者、格闘家、格闘技指導者、護身術インストラクター 、柔道家、空手家、武道家、格闘家 |
| 伝統芸 | 日本の伝統文化に根ざした体の所作を重視する芸術。お茶・舞・能など。 | 茶道講師、能楽師、狂言師、歌舞伎役者 、日本舞踊家 |
| 曲芸(軽業・手品など) | 驚きや楽しさを体を使った技術で表すエンタメ系の表現。 | サーカス団員、マジシャン、曲芸師 etc. |
| モデル | ポーズや表情、体そのものものが表現。服や製品の魅力を体全体で魅せる表現でもある。 | ファッションモデル、広告モデル、ショーモデル、フォトモデル、雑誌モデル |
| 演技 | 他の人物になりきって、感情や状況を体全体で表す。舞台や映画の表現。実生活では、嘘をつく為の技術にもなる。 | 俳優、舞台役者、スタントマン |
| 身体装飾 | メイク・タトゥー・金属類などで、体にアートを施し、自分自身の感性を形にする方法。 | タトゥーアーティスト、メイクアップアーティスト、ネイリスト、ボディペイントアーティスト、ピアススタイリスト |
⚙️ 行動表現
行動や生き方そのもので自分を表現したい人向け。
| 表現方法 | 特徴 | 職業・肩書き |
|---|---|---|
| 冒険・旅行 | 定住以外の場所や知らない場所へ行くこと。特に冒険は、「自分探し」のツールにもなっています。 | ツアーガイド、アウトドアインストラクター 、探検家、冒険家、バックパッカー系インフルエンサー |
| 推し活動 | 好きな人やグループを応援する行動で、愛や情熱を伝える。 | イベントスタッフ、ファンクラブ運営、アイドルマネージャー、舞台裏スタッフ |
| 観察・鑑賞 | モノや現象を深く見ることで、自分の感性や興味を発信する行動。 | 動物学者、天文学者、美術館学芸員、考古学調査員、評論家(映画、音楽など) |
| eスポーツ/ボードゲーム | ゲームを通じて知力や集中力、今まで培ってきた技術、自分らしいプレイスタイルを表現。 | プロゲーマー、将棋棋士、囲碁棋士、eスポーツコーチ、ゲーム実況者 |
| 園芸・農耕 | 土や植物と関わる行為。自分の価値観や生活を表す。 | 農業従事者、園芸療法士、造園師、都市農園プランナー 、農業研究者 |
| ファッション | 身に着けるものを通じて、自分の好みや美意識を見せる方法。 | スタイリスト、パーソナルコーディネーター、ファッションバイヤー、ファッションアドバイザー |
| マナー | 礼儀や態度の良さで、人との関わり方や信念を行動で表す。 | マナー講師、礼法指導者、ホテルコンシェルジュ、接客インストラクター、ビジネス研修講師 |
| 仮装 | 特定の人物やキャラになりきることで、自己表現と遊びを融合。 | イベントパフォーマー、テーマパークキャスト 、コスプレイヤー |
| スタイル(生き方) | 仕事・生活・発言すべてを含めて「どう生きているか」で表現。 | ライフコーチ、自己啓発講師、エッセイスト、思想家、ライフスタイル系YouTuber |
| 動物の世話や飼育 | 動物とのふれあいを通して、気持ちや責任感を体現する。 | 飼育員、獣医師、ペットシッター、ブリーダー、動物トレーナー 、愛犬家 |
| 護身・防災活動 | 守る・助ける行動で強さ、社会への貢献を表す。 | 消防士、警察官、自衛官、危機管理アドバイザー 、防災士 |
🤝 対人表現
人との関わりを通じて価値や想いを伝えたい人向け。
| 表現方法 | 特徴 | 職業と肩書き |
|---|---|---|
| 対話 | 会話や通訳などを通して、人との理解やつながりを深める。 | 接客業(CAなど)、秘書、通訳者、インタビュアー、ファシリテーター、司会者、外交官 |
| 教育・指導・コーチング | 教える・導くこと。教育・指導・コーチング内容が自身の価値観を表現する。 | 学校教員、各種コーチ、各講師、人材育成コンサルタント |
| カウンセリング・セラピー | 相手の心に寄り添うこと。自身の人間性や共感力を活かす表現。 | 公認心理師、スクールカウンセラー、臨床心理士、セラピスト、産業カウンセラー |
| 医療・看護・介護 | ケアや治療という形で、他者への思いやりを実行する方法。自身の使命感を行動で示すことができる。 | 看護師、医師、介護士、理学療法士、作業療法士、歯科医師、歯科衛生士、訪問看護師 |
| 支援活動(福祉サービス等) | 困っている人の力になる行動。他者への思いやりを実行する方法。自身の使命感を行動で示すことができる。 | ソーシャルワーカー、生活支援員、保育士、障害者支援スタッフ、ボランティアコーディネーター |
| チームマネジメント(管理・育成) | 組織や人をまとめること。リーダーシップを体現する。 | プロジェクトマネージャー、部長・課長職、スポーツチーム監督、人事マネージャー、リーダーシップコーチ |
| 営業・交渉 | 人と関係を築きながら、提案力や熱意を伝える役割。 | 営業職、広報担当、広告代理店スタッフ、商社マン、コンサルタント |
| 地域・社会的活動 | 地域や社会の中で、役割を果たし貢献すること。活動内容が自身の表現になる。 | NPO職員、福祉施設職員、消防団員 、地域活動リーダー、防災士 |
🥙 飲食物で表現
料理や飲食を通じて感性や価値観を表現したい人向け。
| 表現方法 | 特徴 | 職業・肩書き |
|---|---|---|
| 家庭料理 | 家庭的な料理で、愛情やぬくもりを伝える表現。 | 料理教室講師、フードライター(家庭料理分野)、給食調理員、家庭料理研究家、家庭料理系インフルエンサー |
| 伝統料理 | 文化や歴史を受け継ぐ料理で、自国の誇りを示す方法。 | 板前、精進料理僧、伝統菓子職人、郷土料理店の料理人、郷土料理研究家 |
| 創作料理 | アイデアを活かして自由に作る料理で、感性を形にします。 | 創作料理シェフ、レストランオーナー、フュージョン料理研究家、料理系YouTuber |
| 精進料理 | 仏教の戒律に基づいて、肉や魚を使わず植物性の食材で作られる料理。 | 精進料理講師、精進レストラン経営者、寺院の料理人、精進料理研究家 |
| 健康料理 | 体を整えるための料理で、気遣いや知識を活かす。 | 栄養指導員、健康食開発者、ヘルシー飲食店経営者 |
| 飲料 | コーヒーや酒などで風味や文化を楽しませる。 | バリスタ、酒蔵職人、バーテンダー、ソムリエ |
| 嗜好品 | スイーツなど、美味しさ以外にも、美しさや幸福感を表現。 | パティシエ、和菓子職人、ショコラティエ、製菓学校講師、ケーキデザイナー |
| フードアート | 見た目の美しさにこだわる料理で、芸術的な感性を表す。 | フードスタイリスト、飾り切り職人、シュガーアーティスト |
🎵 音
音や声で感情やメッセージを伝えたい人向け。
| 表現方法 | 特徴 | 職業・肩書き |
|---|---|---|
| 楽器演奏 | 楽器を操作して音を奏でる。 | ピアニスト、バイオリニスト、ドラマー、ギタリスト、オーケストラ団員 |
| 歌 | 声そのものを使って、メッセージなどを届ける。 | 歌手、合唱団員、声楽家、ボーカルトレーナー |
| 声演技・スピーチ | 声のトーンや話し方などで、物語やキャラクターや自分自身の内面を伝える。 | 声優、ナレーター、アナウンサー、落語家、司会者、講演者 |
| 作曲・編曲 | 音を組み合わせて、自分の感性を作品にする。 | 作曲家、編曲家、DTMクリエイター、映画音楽作家、ゲーム音楽クリエイター |
| 音響技術 | 音の調整や環境づくりで、作品全体(曲)を支える裏方表現。 | サウンドエンジニア、レコーディングエンジニア、PAエンジニア、音響デザイナー、舞台音響スタッフ |
| 口笛 | 口だけで音やメロディーを表現するユニークな手法。 | 口笛奏者、パフォーマー、効果音アーティスト. |
| 会話 | 人との話し方を工夫して、魅力や考え方を伝える。 | ラジオパーソナリティ、ポッドキャスター、司会者、漫才師、語学講師 |
| 口承文学(語り部) | 昔話などを語り継ぐことで、文化やストーリーを音(声)で伝える。 | 伝承語り部、朗読家、ストーリーテラー、講談師、民話研究者 |
| 各音楽ジャンル | ロックやクラシックなど、音楽ジャンルごとに異なる表現。 | クラシック音楽家、ロックバンドメンバー、ジャズミュージシャン、民族音楽演奏家、DJ |
🎥 映像
映像やストーリーで視覚的に表現したい人向け。
| 表現方法 | 特徴 | 職業・肩書き |
|---|---|---|
| 映画・ドラマ | 物語やメッセージを、映像ならではの演出によって視覚的に伝える表現 | 映画・ドラマ監督、助監督、ディレクター、プロデューサー、脚本家、撮影監督、映像編集者、照明スタッフ |
| アニメーション | 動く絵で物語やメッセージをを伝える創造的表現。 | アニメーター、キャラクターデザイナー、CGクリエイター、絵コンテマン、アニメーション監督、助監督、ディレクター、プロデューサー、脚本家、背景美術スタッフ |
| 動画 | YouTubeなどで、日常や企画を映像にする今流行りの表現 | YouTuber、動画編集者、映像配信ディレクター、配信プラットフォーム運営者、動画マーケター |
| ドキュメンタリー・記録映像 | 実際の出来事を記録し、事実や思いを残す映像表現 | ジャーナリスト、〇〇カメラマン、報道ディレクター |
🛠️ 物づくり
形あるものを作ることで自分を表現したい人向け
| 表現方法 | 特徴 | 職業・肩書き |
|---|---|---|
| 工芸品 | 伝統や技術、自身の気持ちを込めた手仕事で物づくり | 陶芸家、漆器職人、伝統工芸士、染織作家、木工職人、家具職人 |
| 模型 | 小さなスケールでリアルさや創造性を表現する | フィギュア原型師、ドール作家、モデラー、ジオラマ作家 |
| 建築 | 空間や建物をデザインして、機能と美を表現 | 建築家、大工、インテリアデザイナー、リフォーム職人、CAD設計士 |
| 衣類・アクセサリー | 個性を演出するための着るもの身に着けるものの製作 | ファッションデザイナー、縫製職人、帽子職人、ジュエリーデザイナー、靴職人 |
| カスタム・改造 | 既製品を自分好みに変えることで、こだわりを表現 | カスタムバイクビルダー、カスタマイズエンジニア、楽器リペアマン |
| 工業製品 | 機能美と実用性を兼ねた製品を社会に提供する | プロダクトデザイナー、インダストリアルデザイナー、機械設計技術者、製品開発エンジニア、品質管理技術者 |
🎨 静止画
絵や写真など視覚作品で感性を表現したい人向け
| 表現方法 | 特徴 | 職業・肩書き |
|---|---|---|
| 絵画 | 絵の具や筆で、自分のイメージを一枚の絵に込める。 | 画家、水彩画家、現代アーティスト、日本画家、抽象画家 |
| イラスト | 絵で情報を伝える手軽な視覚表現。 | イラストレーター、キャラクターデザイナー、ゲームイラストレーター、絵本作家、漫画家 |
| 写真 | 一瞬の美しさや感情を切り取って残す方法。 | カメラマン、〇〇カメラマン、写真家、フォトグラファー |
| グラフィック | デザインで情報を整理し、美しく伝える表現。 | グラフィックデザイナー、パッケージデザイナー、広告デザイナー、UI/UXデザイナー、DTPオペレーター |
| タイポグラフィー | 文字の形や配置でメッセージや雰囲気を表す技術。 | タイポグラファー、フォントデザイナー、レタリングアーティスト、サインペインター、書体研究者 |
| 書道 | 筆と墨で文字に魂を込めて表現する日本の芸術。 | 書道家、カリグラファー、篆書家、水墨画家、ペン字講師 |
| 版画 | 彫って刷ることで、力強さやリズムを絵にする技法。 | 版画家、木版画家、リトグラフ作家、シルクスクリーン作家、エッチング作家 |
| 漫画 | コマ割りとキャラで物語を視覚的に伝える日本独自の文化。 | 漫画家、同人作家、Webtoon作家、マンガ編集者、マンガアシスタント |
✍️ 記述言語
言葉や文章、論理で思考や世界観を表現したい人向け
※記述言語の表現媒体は、主に紙、PC・タブレット・スマホ、黒板などです。
| 系統 | 特徴 | 職業・肩書き |
|---|---|---|
| 形式・コード系(論理を直接表す手段) | 数式・プログラム・アルゴリズム → 論理的思考や仕組みを文字で表す専門的な方法。 速記・点字 → 特別なニーズに対応した文字の形。 | 数式(数学・物理・化学で用いる記号表現):数学者、物理学者、化学者、統計学者、経済学者 プログラムコード(ソースコード):ソフトウェアエンジニア、システム開発者、アプリ開発者、ゲームプログラマー、Webエンジニア アルゴリズム(問題解決の手順や計算方法):データサイエンティスト、AI研究者、アルゴリズムエンジニア、計算機科学者、暗号技術者 速記:速記者、議事録作成者、裁判速記官、国会速記官、会議録ライター 点字:点字翻訳者、点字出版編集者、特別支援学校教員、福祉団体スタッフ、触読教材開発者 |
| 学術・専門系(知識を体系化する手段) | 論文・レポート → 調査や研究の結果をまとめる表現。 マニュアル類 → 手順や説明を分かりやすく記述。 | 論文:科学者、研究者、研究所職員、学術ジャーナル編集者 レポート:調査員、シンクタンク研究員、企業リサーチャー、マーケットアナリスト、政策アナリスト 各種説明書(マニュアル・仕様書・レシピなど):テクニカルライター、製品マニュアル作成者、調理レシピ開発者、取扱説明書編集者、ドキュメントライター 学術的な解説書・専門書・技術解説書:専門書著者、大学教授、技術評論家、教育出版社編集者、専門ジャーナリスト |
| 記録・記述系(日常や個人の表現) | メモ・日記・ジャーナル → 自分の考えや体験を日々記録する表現。 | メモ:各アシスタント etc. 日記・ジャーナル:エッセイスト、ブロガー |
| 批評・評価系(対象を分析して伝える) | レビュー・記事・ブログ → 世の中の物事に意見や情報を発信する。 | レビュー(評価・批評の文書):評論家、書評家、音楽評論家、商品レビュアー、美術(アート)評論家 記事(報道・解説):新聞記者、雑誌記者、 ,ライター職、ニュースサイト編集者、経済記者、ジャーナリスト、ノンフィクション作家 ブログ:ブロガー、Webライター、インフルエンサー、コンテンツマーケター、エッセイスト |
| 文学・芸術系(言葉そのものを作品とする) | 小説・詩・歌詞・エッセイ → 言葉そのものを使って作品を作る文学的表現。 | 小説:小説家、ライトノベル作家、シナリオライター、文学賞作家、児童文学作家 詩:詩人、コピーライター 歌詞:作詞家、シンガーソングライター エッセイ:エッセイスト、コラムニスト、随筆家、旅行記作家 |
小さく一歩を踏み出す
自己表現の手段となる職業・肩書きが見つかったら、やりたいことが一歩具体的な形になったといえます。次は、その職業や肩書きにつながる小さな活動を始めていきましょう。
重要なのは、まず始めることです。
以下は、その活動内容の参考例です。
職業の場合
選んだ職業に必要な資格、知識、技術、経験などを調べます。そのうえで、次のようなことから始めます。
- 必要な知識や技術を学ぶ
- 就職・転職サイトで求人を見る
- 可能であればアルバイトや副業で経験する
- 講座や職業訓練を利用する
- 経験者の話を聞く
- 応募に必要な準備をする
最初から就職や転職を決断する必要はありません。仕事内容を詳しく調べたり、実際に体験できる方法を探したりするところから始めてもよいでしょう。
詳しくは、下記の「職業探しの記事」を参考にしてください。
肩書きの場合
肩書きの場合は、自分が考えた活動を少しずつ実践し、形にしていきます。
- 自分の活動テーマを言葉にする
- 必要な知識や技術を調べる
- 記録やメモを残す
- 文章や作品を少しずつ作る
- 活動内容を人に説明できる形にする
- 発信したくなったら、肩書きを名乗って発信する
たとえば、「ブロガー」という肩書きが気になるなら、自分の関心をテーマに記事を書いてみます。「作家」が気になるなら、短い文章や物語を書くところから始めます。
最初から完成した活動を目指す必要はありません。小さく始め、実際に活動しながら、自分に合う形へ少しずつ育てていきましょう。
やりたいことは行動しながら確信を深める
実際に活動を始めると、「やっぱり自分に合っている」「もっと続けてみたい」といった思いが少しずつ生まれてきます。そうした実感を重ねることで、やりたいことへの確信も強くなっていきます。
僕の場合は、活動を続ける中で「10年後もこれをやっているなら、幸せだよな」と思うようになりました。将来も続けている自分を想像し、それを幸せだと思えることが、やりたいことへの確信につながっています。
反対に、実際にやってみて「何か違う」と気づくこともあるでしょう。それも、行動したからこそ得られた答えです。その経験を活かして、もう一度自分の内面と向き合い、別の職業や肩書き、表現手段を探せばよいのです。
やりたいことを見つけるとは、自分の内面を表現できる手段を探し、実際にその手段で活動する中で、「これだ!」という確信を深めていくことなのです。
Q&A
やりたいことに関して、よくありそうな疑問をQ&A形式でまとめておきます。

- 職業・肩書きが見つからなかった場合は?|答え:一度この活動から少し距離を置く。
- 好きなこと(テーマ)をやりたいが歳を取りすぎたと感じるがどうすべきか?|答え:好きなこと(テーマ)の一部(特定の分野)に焦点を当てて、それで活動してみる。
- やりたいことがあるのに、悩みで進めない時がある。悩みをどう扱えばよいか?|答え:自分の行動で変えられる部分に目を向ける。
- やりたいことが見つかりました。でも、自分には才能がないと思います。どうすればよいですか?|答え:「才能がない」という大きく曖昧な悩みを、そのまま抱え続けないこと。
- 「才能がないならやめたほうがいい」と言われて心がブレます。どうすればよいですか?|答え:その人の言葉に、自分の進路を変えるだけの根拠があるのかを考えること。
- 職業と職種の違いとは?やりたいこと探しではどう考えればよい? |答え:やりたいことを探すときに、職業と職種の違いを細かく気にする必要なく、「自分はどんな職業を選びたいのか」と考えるだけで十分です。
まとめ
やりたいことが見つからないときは、漠然と好きなことや世の中にある仕事だけを考え続けるのではなく、まず自分の内面を言語化してみてください。
人の内面には、好きなこと、興味、感情、価値観、過去の経験、将来への希望、不安など、複数の気持ちがあります。それらを言葉にすることで、自分が何を求めているのかが分かりやすくなります。
次の順番で探します。
- 内面を言語化する
- 内面を表現できる職業を探す
- 職業で見つからなければ肩書きを探す
- 既存の肩書きにもなければ自分で作る
- 興味が続くかを確認する
- 小さく活動を始める
- 実感をもとに軌道修正する
やりたいこととは、初めから完成した形(答え)として心の中に存在するものではありません。自分の内面を言葉にし、それを表現できる職業や肩書きを探し、実際に行動することで形になっていくものです。
言語化した内面は、職業や肩書きを探す手がかりになるだけでなく、選択に迷ったときの判断基準にもなります。
まずは、今考えていることをノートに書き出してみてください。そして、自分の内面を表現(自己表現)できそうな職業や肩書きを、一つずつ調べるところから始めましょう。
- やりたいことが見つからない原因は、内面が整理されていないこと、内面を表現(自己表現)する方法がないことです
- 内面には、好きなこと以外にも、安定、承認、過去、感情、欲、不安などがある
- 相反する気持ちがあるから、やりたいことを決められない場合がある
- 内面を表現(自己表現)する方法は、職業・肩書きから探してもよい
- 既存の仕事に納得できなければ、自分で活動の形を考えてもよい
- 「何に関わるか」と「どう表現するか」を分けると、活動を考えやすい
- やりたいことを見つけるには、自分自身の内面を表現(自己表現)する方法を探すこと
関連記事


職業探しの記事
就職・転職サイト
やりたいことは、悩んでいると余計に見つかりにくいものです。まずは世の中にある職業を知り、その中から自分の内面を表現できそうなものを探してみてください。就職・転職サイトは、そのための具体的な入口になります。今すぐ就職や転職するつもりがなくても、職業を知るだけで「自分はこういう役割に興味があったのか」と気づけることがあります。
やりたいことが見つからない人は、まず「職業を知ること」から始めるのがおすすめです
悩んでいるのは、知っている仕事の範囲が狭いからかもしれません。しかし、就職・転職サイトを見ると、社会にある職業を幅広く知ることができます。
就職・転職サイトは求人に応募するためだけではなく、「どんな職業があるのか」を知り、「自分のテーマをどの職業で表現できるのか」を考えるためにも使えます。また、どんな肩書きで活動していくかを考えるうえでも参考になります。
詳しくは、
「就職・転職求人サイトは図鑑になる|やりたいことがわからない人の仕事さがし」
で解説しています。

















コメント