「やりたいことがわからない」「何かに夢中になりたいけど、見つからない」──そんなモヤモヤを感じていませんか?
「やりたいことを見つけたい」と思っても、すぐに見つかるものではありません。そんなときに注目したいのが、すでに自分の中にある「好き」を掘り起こし、その「好き」を「書く・動く/行動する・人とかかわる・写真・映像・音」といった表現で形にしていくことです。
そして、この活動が少しずつ「やりたいこと」の輪郭がはっきりさせてくれます。
📌ここでいう「好きなこと」は、必ずしも趣味として完成している必要はありません。まだ形になっていないのに、なぜか気になる・頭から離れない関心のことです。
この記事でやることは、次の5ステップです。
①好きを書き出す → ②1つに絞る → ③表現手段を決める → ④小さく発信する → ⑤微調整して育てる
では、一緒に掘り起こしていきましょう。
好きなことから「やりたいこと」が見えてくる理由
やりたいことの本質は、ざっくり言えば「自己表現を通じて社会に働きかけること」です。
そして「好き」は、過去の経験や感情と結びついているため、自己表現しやすい。そして、「形」にしやすいのが強みです。
たとえば、プラモデルが好きなら「模型を作る」、サッカーが好きなら「プレイする」「観戦する」、また自分だけの好きなこと(テーマ)を「研究する」といった表現手段で、行動や創作に落とし込みやすいです。形になれば、発信や活動にもつながりやすくなります。
やりたいことを探す

やりたいことを好きのことから見つける方法を5スッテプで解説します。
好きなことを書き出すワーク
ずは答えを出さなくてOK。思いつく限り書きます。
- なんとなく楽しいと感じることは?
- 小さいころ夢中だったことは?
- 人に話すと、つい力説してしまうことは?
ポイントは「得意かどうか」「人に誇れるか」は考えないこと。
「惹かれているかどうか」だけで十分です。
一番好きなことを見極める3つのヒント
書き出したら、次の3つで絞ります。
- 知識が自然に増えている(調べるのが苦じゃない)
- 話していると時間を忘れてしまう
- 苦労しても続けたい(この先、続けたいという予感でもOK)
1つでも強く当てはまるものが、今のあなたの「核」になりやすいです。
表現手段を決める(ここが分かれ道)
一番好きなことを「やりたいこと」に変えるには、表現の手段を決めます。迷ったら、次のどれかでOKです。
- 書く:ブログ、SNS、レビュー、解説、日記、ストーリー
- つくる:物づくり、工作、デザイン、作品制作
- 動く/行動する:イベント、旅、挑戦、参加、活動、起業
- 人とかかわる:教える、相談に乗る、支える、コミュニティ、ケア
- 写真・映像・音:撮る、編集する、記録する、演奏する
大事なのは「正解があると考えて表現を選ぶ」ではなく、「一度決めて、行動してみることです。
小さく発信する(まだ下手でOK)
「まだ発信できるレベルじゃない」と思っても、始めて大丈夫です。
最初は小さく、軽くでOK。
- 1投稿(短文)
- 1枚の写真
- 1つの気づきメモ
- 1回の参加(イベント、コミュニティ)
- 何か一つ作る
- 何か手助けをする
完璧を目指すほど、動けなくなります。「発信したい」思えるなら十分です。
小さく外に出すことで、やりたいことの輪郭が濃くなります。
振り返って微調整する(育てる段階)
続けたら、たまに振り返ります。
- 何が一番楽しかった?
- どこが続けにくかった?
- どの形なら、無理なく続く?
楽しい部分は増やし、負担になる部分は減らす。この微調整を繰り返すと、「これを続けたい」がはっきりしてきて、やりたいことが「顕在化」していきます。
以上で終わりです。
顕在化していくにつれ、次の行動が見えてきます。
Q&A
まとめ:やりたいことは、行動の中ではっきりしてく
やりたいことは、最初から完成形で見つかるものではありません。
好きなことを起点に、表現して外に出していくことで、だんだん「これだ」と思える形になっていきます。
最後に、今日の一歩だけ決めましょう。
- 好き(or気になること)を3つ書く
- その中で一番惹かれるものを1つ丸で囲む
- それの表現を試みる
その小さな一歩が、「やりたいこと」への入口になります。







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