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人生の後半になり、「自分はこれがやりたかったのか」というものが偶然見つかりました。「何をいまさら」と思いながらフリーランスを目指します。趣味は、武術の形の鍛錬とやりたいことを含めたライフスタイルを考察することです。
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【職種】絵本作家になるには?仕事内容・必要なスキル・年収・コンクールまで解説!

絵本作家を説明したイラスト

絵本の世界に魅了され、「いつか自分も絵本をつくってみたい」と思ったことはありませんか?
実は、絵本作家は特別な資格がなくても目指せる仕事です。

しかし、どんなスキルが必要で、実際にどうやって仕事にしていけるのか気になりますよね。

本記事では、絵本作家の仕事内容から向いている人の特徴、必要なスキル、年収の現実、デビューのきっかけになるコンクールまで、初心者にもわかりやすく体系的に解説します。

「子どもと心を通わせる物語を描きたい」 「自分の世界観を絵と文章で形にしたい」 そんな想いを持つあなたにとって、本記事が絵本作家への第一歩となれば幸いです。

この本の内容
  • 📖 絵本作家とはどんな職業か、仕事内容と表現手段を紹介
  • 🌀「9つの表現方法」の観点から、絵本作家の自己表現スタイルを分析
  • ✍️ 必要なスキルや収入のリアル、デビューにつながるコンクール情報を初心者向けに解説
  • 🛤️ 絵本作家を目指すためのステップを紹介
目次

絵本作家とは

仕事内容と表現手段から、その姿を明らかにします。

絵本作家はどんな仕事をするのか

絵本作家は、読者の感性を豊かにする表現者です。
文章と絵を通して、読者(主に子ども)に物語や感情、世界観を伝える人です。

具体的な仕事は、絵本の企画・構成や物語の執筆を行います。
自分で文章も絵も手がける場合もあれば、作家とイラストレーターに分かれることもあります。
「読む」と「見る」の両方で伝える二重の表現を担う、複合的なクリエイターです。

他にも

  • 🤝 出版社との打ち合わせ・編集作業
  • 🏆 コンクールやコンペへの応募
  • 📤 商業・自費出版や電子出版などでの発表

最近ではSNSでの発信から注目を集め、書籍化されるケースもあります。

絵本作家を分析

絵本作家はどのような表現手段を用いるのか。
それを把握することによって、自己表現に必要な手段が分かります。
目安は「9つの表現方法」です。

9つの表現方法

人は「何かをつくる」「何かを成し遂げる」ことを通して、自己表現をしています。
当ブログでは、このような人間の自己表現を「9つの表現方法」として定義しています。

  • 💪 身体:身体的なパフォーマンス・技能
  • ⚙️ 行動:行動による成果や実行力
  • 🫱 対人:対話・指導・奉仕・ケアなど人への関わり
  • 🍳 飲食物:料理・飲料などの創造
  • 🎵 音:音楽・音声など音を通じた表現
  • 🎥 映像:映像作品・動画表現
  • 🛠️ 物づくり:プロダクトや構造物の制作
  • 🖼️ 静止画:イラスト・写真など
  • ✍️ 記述言語:文章・執筆・論理表現

これらはいずれも、「何かを生み出す」「価値をつくる」行為です。
この9つの表現方法で絵本作家に必要な表現手段を振り分けていきます。

分析    

9つの表現方法で分析してみます。
絵本をこのカテゴリーの視点で見ることで、これが自己表現の手段であることが改めて分かります。

絵本作家

スクロールできます
表現方法該当度解説
✍️ 記述言語文章で物語を綴る。言葉選び、リズム、メッセージ性などが非常に重要です。
🖼️ 静止画絵によってキャラクター・世界観・感情・動きを伝える。絵が主体である作品も多い。
🫱 対人(間接)読者との心の対話的な面もあるが、直接的な人とのやりとりではないため、補助的。
また、複数人のクリエーターで絵本が制作されることもあるので、対人表現は必要になります。
絵本作家の表現手段

結論
絵本作家は、言葉と絵の両方を使って“物語世界”を生み出す表現者です。
このため、絵本作家は「✍️記述言語」と「🖼️静止画」のハイブリッド職種といえます。

補足    

関連していそうな職種との違いを見ることで、絵本作家ならではの特徴や立ち位置が見えてきます。

スクロールできます
職種主な表現方法特徴
小説家✍️記述言語文章で物語を構成し物語を展開
児童文学作家✍️ 記述言語文章で物語を構成し物語を展開
絵本イラストレーター🖼️ 静止画絵で物語世界を視覚的に表現(作家の文章と組む)
マンガ家🖼️+✍️コマ割り+セリフで物語を展開
小学校教諭🫱 対人絵本を教材で使用
関連職種

絵本作家の収入

絵本作家の収入は主に、印税収入、原稿料、その他活動収入で成り立ちます。
額はその人によるでしょう。

以下は原稿料以外の例です。

◆ 印税の仕組み

通常:定価の約10%

例:定価1,500円×10%=150円(1冊あたり)

計算すれば分かりますが、発行部数に左右されるため、1冊だけでは生活できないでしょう。
50~100万クラスの超ベストセラーにでもならない限り難しいです。

◆ その他の収入源

以下は収入源例です。

  • 🖼️ 原画展・個展での販売
  • 🎤 イベント出演・ワークショップ講師
  • 🏫 学校・図書館などでの講演
  • 🛍️ グッズ化による二次収益(suzuriなどのオンデマンド販売サービスを活用すれば在庫を持たずに始められる)

以上のことをみると、絵本作家は、副業からスタートしていく方が現実的かもしれません。

絵本作家へのステップ

絵本作家へのステップ
ステップの図解

絵本作家という職種は、「言葉と絵で誰かの心を動かす」という表現にやりがいがあります。

では、どうやってその道を歩み始めればいいのでしょうか?
以下に、ステップをまとめました。

STEP

💡自分の「好き」「伝えたいテーマ」を明確にする

まずは、自分がどんなテーマで、どんな世界観で、どんな子どもに向けて絵本を描きたいのか、軸をつくりましょう。

「子どもに伝えたい価値観やメッセージはあるか?」、自分の中にある物語や感情、世界観を言語化してみましょう。
そして、既存の絵本をたくさん読むことで、自分の方向性も見えてきます。
また、『ぐりとぐら』のように30~50年以上読み継がれているロングセラー作品も存在します。
こうした作品を参考にしながら、長く読まれるテーマを意識して考えてみるのもおすすめです。

  • 🎨絵の魅力を全面に出して勝負するのか
  • やはり、📖ストーリーメインにするのか
  • 🌸優しい雰囲気? 😂ユーモア? 🎓教育的?

自分なりの「届けたい世界」が見えると、作品に個性が宿ります。

STEP

🖌️まずは1作目の絵本をつくってみる

既存の絵本をたくさん読み知識をインプットしたら、まずは1冊分の作品を作ってみましょう。

ポイント

  • 🔖 構成・セリフ・展開にこだわる
  • 🔖 絵も大事だけど、物語の流れも大事
  • 🔖 8ページでもOK。プロレベルを目指すというレベルでなくても構いません
  • 🔖 ノートやiPadなどで描き、パワーポイントやCanvaなどを使って、自分の表現を形にしてみることが第一歩

完成したらPDF化して、友人や家族に読んでもらうのもおすすめです。

まずは「形にする」ことが重要です

STEP

📣作品を発信・応募

作品を世の中に発表したくなったら、作品の発信や応募に挑戦しましょう。

作品の発信

  • Instagram、X、note、ブログでの発信:編集者の目に留まるきっかけにもなります。
  • ZINE、電子書籍(Kindle):自主出版や同人誌イベントに参加して社会に発信することにも挑戦します。
  • 絵本コンクール:下記の3選などにも思い切って応募してみましょう。

   

作品の応募

プロとしてデビューを目指すなら、コンクールへの応募が非常に有効です。
以下は実績ある公募の一部です。

  • 🏆 講談社絵本新人賞
  • 🏆フレーベル館「ものがたり新人賞」
  • 🏆[月刊モエ]絵本屋さん大賞

コンクールは出版社とつながるチャンスでもあり、入選すれば編集者から声がかかることもあるかもしれません。
リンク先は下記:参考

✍️ 以上です。
どんなこともそうですが、絵本作家への道も「やってみる」ことから始まります。
完璧じゃなくてもよく、最初の1ページから描いてみましょう。

STEP

🛠️スキルを磨き続ける🛠️

  • 🎨絵が不安ならデッサンや色彩の基本を学ぶ。
  • 📖物語が不安なら脚本や構成を学ぶ
  • 🧑‍🏫絵本講座・通信教育・ワークショップを活用するのもおすすめ
  • 👂他者からの意見を積極的に受ける姿勢も大切
STEP

📈実績を積み上げる

応募や発信を続けることで編集者や出版社とつながることもありますが、それを待っているだけでは時間がもったいない。
また、SNSや電子出版をきっかけに声がかかる例もあります。

しかし、そうしたチャンスをただ待つのではなく、出版社への提案、イベントや展示会での交流、積極的なポートフォリオ公開など、自分から動いて仕掛けていく姿勢がとても大切です。
絵本作家としてやっていくには、チャンスを“待つ”のではなく、そうした姿勢や行動力も必要です。

質問

絵本作家に資格は必要か?誰でもなれるか?

結論から言うと、絵本作家になるために特別な資格は必要ありません。
ただし、次のようなスキル・知識は武器になります。

🎭 感情:読者の心を動かすために、自分の中の感情やテーマを物語として表現する力
🎨絵の基礎技術:構図・色彩・絵の表現力
📖物語構成力:起承転結・テンポ感
👀読者視点:子どもの視点を理解する感性
💬コミュ力:編集者や読者とのコミュニケーション力

美術大学やデザイン専門学校で学んだり、独学や社会人から目指すのもありです。

絵本作家に向いている人の特徴とは何ですか?

絵本作家に向いているのは、こんな人でしょう。

🧒子どもの気持ちに共感できる
💭空想力・想像力が豊か
🌈絵や物語を「誰かに届ける」ことに喜びを感じる
🧱地道に作品を磨き続けられる
🎨自分の世界観を形にするのが好き

絵本作家のやりがいとは?

作家志望の数だけあると思いますが、あえて4つ挙げてみます。

📖子どもの心に残る作品を生み出せる喜び
🏫書店や図書館で自分の本が並ぶ感動
😊作品を読んだ親子の笑顔や感想に触れられる瞬間
💫読者の「思い出の1冊」や「人生を変えてくれた本」になってくれる可能性

まとめ

絵本作家は「言葉と絵で心を動かす」表現者です。
「絵(🖼️ 静止画)+文章(✍️ 記述言語)」で物語を紡ぎ、子どもたちの心に残る表現をする職業です。
特別な資格は不要ですが、観察力・表現力・根気の積み重ねが必要になります。

✔️ 観察力:子どもに寄り添える感性
✔️ 表現力:世界観を言葉と絵で表現する力
✔️ 根気:挫けず挑戦し続ける気持ち

これらを持つあなたなら、絵本作家としての道を歩むことができます。
まずはコンクールに応募したり、自分なりの物語を形にするところから始めてみませんか?

📚参考

書籍1:もっとやりたい仕事がある/池上彰著・監修
サイト1:[月刊モエ]MOE(絵本屋さん大賞)

サイト2:講談社絵本新人賞(公式ページ)
サイト3:フレーベル館「ものがたり新人賞」

絵本作家を説明したイラスト

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