「やりたいことがわからない」「何かに夢中になりたいけど、見つからない」──そんなモヤモヤを感じていませんか?「やりたいことを見つけたい」と思っても、すぐに見つかるものではありません。そんなときに注目したいのが、自分の「好きなこと」です。
「やりたいこと」は好きなことから見つかります。なぜなら、好きなことは経験してきたことの中にあるため、詳しくなっていたり、時間を忘れて没頭できる対象であることが多いからです。だからこそ、やりたいことへとつながりやすいのです。
本記事では、好きなことをリストアップするワークから始めて、本当に好きなことを見極める3つの視点、そしてそれを仕事や活動に育てていくための具体的なステップを紹介します。
さらに、「好きなことが見つからない」と感じている人向けのヒントや、「得意なこと」との違いについても取り上げます。
本記事を読むことで、漠然とした「やりたいこと探し」から抜け出し、少しずつ行動を起こすきっかけを得られます。
自分自身のやりたいことは、遠くにある理想ではなく、すでに身近な好きなことの中に眠っています。さっそく一緒に掘り起こしていきましょう。
- 好きなことを掘り下げると「やりたいこと」が見えてくる理由
- 好きなことを書き出すワークを試してみよう
- 本当に好きなことを見極める3つのヒント
- 好きなことを社会に発信するための方法
- 好きなことを仕事や活動に活かすための3ポイント
- 好きなことが無かった場合や、好きなこと と得意なことの違いは?
好きなことを掘り下げると「やりたいこと」が見えてくる
「やりたいことを見つけたい」と考えるとき、最も効果的なのは「好きなこと」に向き合うことです。好きなことはすでに自分の中にあり、思考や感情と結びついているため、自分の本音の一つです。
また、好きなことは具体的な形にしやすいという特性があります。たとえば、プラモデルが好きなら「模型を作る」、サッカーが好きなら「プレイする」「観戦する」といったように、行動して形にしやすいのです。こうした形=表現できるからこそ、ブログやSNSで発信したり、コミュニティに参加したり、仕事に活かしたりすることが可能になります。
そのようなこともあり、好きなことを掘り下げることは、やりたいことを見つけるための第一歩です。
好きなことで「やりたいこと」を見つけるためのステップ

「好きだと思うこと」を自由に書き出し、その中から本当に惹かれているものを、3つのヒントをもとに見極めていきます。
そこから、やりたいことへとつなげていくプロセスを経て、最後に一歩踏み出すための3つの実践ポイントも紹介します。
好きなことを書き出すワーク
最初に取り組むのは、好きなことのリストアップです。書き出すことで、頭の中が整理され、無意識に惹かれているものが見えてきます。完璧を求めず、思いつく限り書き出すことが重要です。また、「得意かどうか」や「誰かに誇れるか」なども考えなくてOKです。
- なんとなく楽しいと感じたこと
- 小さなころ夢中になったこと
- 他人に話すときつい力説してしまうこと
以上のような自問自答によって、好きのかけらを可視化していきます。意外な共通点や本当に惹かれているものが見えてきます。
一番好きなことを見極める3つのヒント
好きなことをリストアップしたら、「一番好きなこと」を見極めます。
以下の3つの視点で絞り込むと効果的です。
- 1️⃣ 知識量が多いこと:自然と詳しくなっていたり、調べるうちに知識がどんどん増えていくのが面白く感じられる分野は、本当に好きな可能性が高いです。
- 2️⃣ 話していると時間を忘れること:熱中しているうちに時間が経ってしまうものは、心から惹かれている証拠です。
- 3️⃣ 苦労しても続けたくなること:一時的な壁や困難に直面しても、「やめたい」とは思わず、むしろ続けずにはいられない。そんな情熱を感じられるものが本物です。あるいは、そう思える予感がするものでも良いでしょう。
1つでも当てはまれば、一番好きなことでしょう。
好きなことからやりたいことへ
好きなことをつづけていき、「それについて人に話したい」「教えたい」と思うようになれば、それを社会に向けて表現することを考えます。
たとえば…
- ブログ・SNS発信:好きなことについて発信することで、共感する仲間が集まります。
- 趣味コミュニティへの参加:オフライン・オンライン問わず、興味関心を共有できる場所や、ボランティア活動やイベントに参加する
- 副業やクラウドソーシング:小さな仕事からチャレンジしてみるのも一つの方法です
- スモールビジネスの立ち上げ:好きなことをベースに起業する
- 関連する職業に就く:好きなことに関係する職種を探す
以上のように、好きなことを社会に向けて表現することを考えます。最初は小さな行動でも問題ありません。一歩踏み出すことで、世界とつながる感覚が芽生え、やりたいことへの確信が強まります。
一歩踏み出すための3つのポイント
やりたいこととして実現していくために、次の3つを意識し習慣化しましょう。「まだ発信できるレベルじゃない」と感じるかもしれませんが、完璧を求める必要はありません。
- 📌 小さな行動を起こす
- いきなり大きな目標を立てる必要はありません。まずは小さな一歩を踏み出しましょう。
- 📌 アウトプットを続ける
- 完璧を目指さず、アウトプットを重ねることで自然と成長できます。行動を重ねるうちに、自分に合った表現方法や環境が自然と見えてきます。
- 📌 振り返りと軌道修正をしていく
- 好きなことに取り組みながら自分に合う形に微調整していきましょう。それが「やりたいこと」が、より具体的な道となって現れてくるでしょう。
Q&A
まとめ
やりたいことを実現していくには、「好きなこと」を起点にするのが、最も現実的で効果的な方法です。すでに自分が経験してきたことだからこそ、親しみがあり、理解も深く、スムーズに行動に移しやすくなります。
まずは、自分の好きなことをリストアップして可視化してみましょう。最初から「これが好きだ!」と確信できなくても構いません。「なんとなく気になる」「ちょっと惹かれる」といった感覚で十分です。
そして、その内容から自分自身の内面と合うものを選択します。
次のステップは、選んだ好きなことを自分らしく表現し、それを社会に向けて発信していくことです。ブログやSNSなどを通じて発信したり、コミュティーを通じて誰かと共有します。
小さな行動でも構いません。続けていくうちに、それが自然とやりたいこと」として形になっていくはずです。
記事を読み終えた今、まずは気になったことを1つメモしてみてください。そして、その中から「少しだけ続けてみたい」と思えるものを書き出してみてください。
それが、自分自身の「やりたいこと」への第一歩になります。
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