趣味としての写真撮影|初心者はテーマで始めよう

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写真撮影を趣味とする際、カメラ機材の入手から始めるのではなく、最初に自分が撮りたいテーマを見つけることが重要です。

つまり、カメラはその手段に過ぎず、本質はテーマや表現方法にあります。
(写真撮影は、どんな好きなことや興味あることでも表現できる方法です)

最初にやることは、一眼レフデジタルカメラとパソコンを用意するだけです。

また、カメラ性能が優れたスマートフォンでも十分に表現できる場合もありますので、機材への投資は必ずしも必要ではありません。

テーマを追求する中で、撮影テクニックや表現方法を磨くことで、自然とさらなる成長や表現力の向上を実感することができます。

そして、より高度な表現を求める過程で、フィルムカメラなどの異なる機材やレンズにも興味を持つようになるでしょう。

このように「このカメラはこの様に撮れる」という機材性能による写真撮影からではなく、表現方法やテーマに焦点を当てることです。

そうすることによって、「自分が何を撮っているのか」をはっきりと理解し、心がブレない写真撮影を楽しめます。

この記事の内容
  • 撮影手順と用語。
  • テーマを掘り下げるための様々な視点による写真撮影。
目次

趣味としての写真撮影

心がブレないカメラ趣味ライフの構築

写真撮影は個々の感性や興味を活かすことができる趣味です。

自分の好きなテーマから写真撮影入門することは、「自分は何を撮っているんだ」という心のブレがなくなります。

それが、より充実した趣味生活を送ることができます。

自己表現と成長の喜び

写真撮影は自己表現の手段として、好きなことや興味のあることの表現方法としても優れています。

そのため、自分の感性や視点を写真に表現することで、自己理解や自己成長も促すことができます

撮影方法

撮影テクニックと表現方法の磨き方

撮影テクニックと表現方法の磨き方は、実践と学習を通じて獲得されます。

まず、基本的な撮影テクニックやカメラの操作方法を学び、実際に撮影を行うことで経験を積みます。
その上で、自身の写真を振り返り、改善の余地があるかを客観的に評価しましょう。

また、他の写真家の作品を参考にして、新しいアイデアや技術を取り入れることも重要です。
この過程によって、より高いレベルの写真表現が可能になるでしょう。

写真を撮る際に注意すべきポイント

最初は、カメラの基本操作を理解するためにオートモードで撮影を始めます。

その後は、光の状況や撮影環境に応じて、より高度な設定が必要になってきます。

この時、オートモードでは自動的に調整されていた露出(エクスポージャー)を、手動で調整することが重要です。

露出の調整は、写真の明るさや被写体の鮮明さを制御するために行います。

具体的には、シャッタースピード、絞り、ISO感度などの設定を調整して、被写体に適切な量の光がカメラセンサーに届くようにします。

そして、撮影する被写体やシーンに合わせて適切なアングルを選択することも大切です。

用語

  • 露出とは、カメラが撮影する被写体に対して光をどれだけ浴びせるかを決定する過程です。
    • 露出が適切であれば、被写体が明るく、詳細がはっきりと捉えられます。
    • 過度の露出では、写真が明るすぎて被写体が白飛びしてしまい、適切な明暗のバランスが失われます。
    • 逆に、露出不足では、写真が暗くなり、被写体の詳細が欠落します。
    • 撮影には、シャッタースピード、絞り、およびISO感度の組み合わせを調整して露出を制御します。
    • また、ホワイトバランスの適切な設定も重要であり、被写体の色合いを正確に再現し、写真全体の色調を自然に保つ役割を果たします。
  • シャッタースピードの選択:動きのある被写体を撮影する場合は、適切なシャッタースピードを選択してブレを防ぎます。
  • 絞りの設定:被写体の背景をぼかしたり、全体をシャープに写すために絞りを調整する。
  • ISO感度の設定:撮影環境の明るさや被写体の動きに応じてISO感度を調整し、ノイズを最小限に抑える。
  • ホワイトバランスの調整:撮影環境の光の色温度に合わせて、ホワイトバランスを設定する。
  • アングルは、写真や映像を撮影する際の視点や角度のことを指します。
    • 具体的には、被写体や被写体群をどの位置から撮影するか、どのような角度でカメラを向けるかということを指します。
    • 斜めや高い位置からのアングルを使うことで、写真に立体感や奥行きを与えることができます。
      異なるアングルからの撮影を試してみることで、新しい発見や表現が生まれるかもしれません。

 

写真撮影での被写体の選定方法

被写体の選定は写真撮影において重要なステップです。
自分の好きなこと・興味や関心に合った被写体を選ぶことで、撮影の楽しみやモチベーションを高めることができます。

また、被写体の特徴や表情、背景との関係などを考慮して、魅力的な写真を撮影するための被写体の選定を行うことが重要です。

写真撮影の手順

下記が一般的な写真撮影の手順(マニュアルモード)です。
撮影条件や目的に応じて手順は変化します。

写真撮影の手順1から7(マニュアルモード)

1:準備

カメラ電源を入れ、必要に応じてレンズキャップを外し、メモリーカードやバッテリーの確認を行います。

カメラの持ち方は、安定した撮影をするために、カメラをしっかりと握り、姿勢やポジショニングに注意します。
これにより、ブレを防止するためには、カメラをしっかりとホールドすることになります。

また、ブレは三脚や手振れ補正機能を使用することで、より安定した撮影が可能です。

2:カメラの設定

撮影条件に応じて適切なカメラの設定を行います。
この時に、マニュアルモードかオートモードかを決定します。

  • マニュアルモードでは全ての設定を手動で調整する必要があり、手動で調整します。
    • 露出(マニュアル、絞り優先、シャッター優先)、ISO感度、ホワイトバランス、フォーカスモードなどがあり、撮影者が撮影条件を完全にコントロールします。
      そのため、技術的な知識や経験が必要です。
  • 一方、オートモードではカメラが撮影条件を自動的に設定し、素早く撮影したい場合に便利ですが、制御の柔軟性が制限されます。
  • そのため、撮影する状況や被写体、撮影者のスキルレベルなどを考慮して、マニュアルモードかオートモードかを選択する必要があります。
    したがって、初心者は、オートモードにした方が良いでしょう。

 

3:被写体の選択

撮影したい被写体を選び、適切な位置に移動します。
また、必要に応じて背景を確認し、不要な要素を取り除きます。

4:構図の決定

フォーカスポイントを被写体に合わせて設定し、適切な構図を決定します。
これには被写体の配置、アングル、フレーミングなどが含まれます。

  • フレーミングと構図:被写体を中心に配置したり、対角線を活用するなどして、写真の構図を工夫する。
    下記で説明するコンポジションのテクニックの一つ。

 

5:撮影

撮影する際には、被写体のフォーカスやシャッタースピード、絞り、およびISO感度の組み合わせを調整して露出を制御します。撮影したいイメージや表現に合わせて調整します。

そして、シャッターボタンを押すことで、カメラがその瞬間の画像を捉えます。
その直後、撮影が実行され、写真が撮影されます。

  • 撮影とは、フレームに収めた被写体にフォーカスし、シャッターボタンを押して写真を撮影する行為です。
  • フォーカス:フォーカスの合わせ方は写真の鮮明さや被写体の表現に直接影響します。
    被写体にピントを合わせるために、オートフォーカスやマニュアルフォーカスを使い分けることが一般的です。

    一般的な手順としては、被写体に焦点を合わせた後、シャッターボタンを押して撮影します。
    また、オートフォーカス機能を使用することで、簡単に被写体に焦点を合わせることができます。

 

6:確認と調整

撮影後、プレビュー画面やモニターで撮影した写真を確認し、必要に応じて露出や構図を調整します。

保存と整理

撮影した写真をメモリーカードやストレージに保存し、必要に応じて整理や編集を行います。7
この編集作業は、写真の仕上げや表現の幅を広げる重要な工程です。

この作業によって、色彩やコントラストの調整、不要な要素の除去、写真の雰囲気や表現力の向上が可能です。

オートモード

オートモードでは、露出モードやシャッタースピード、絞りなどの設定が自動的にカメラによって行われます。

上記でいうと、準備や設定、撮影の段階でカメラがこれらの要素を自動的に調整します。

表現方法の磨き方

表現方法を磨くためには、テーマやストーリー性を意識して撮影することが役立ちます。

被写体やシーンに対する独自の視点や感性を持ち、それを写真を通じて表現することで、より深い感動や共感を生むことができます。

また、定期的に写真展やワークショップに参加して他の写真家との交流を図ることも有効です。
他の写真家の作品を見ることで新たな刺激を受け、自分の視野を広げることができます。

さらに、フィードバックを受けることで自身の課題や成長点を見つけることができます。

総じて、撮影テクニックと表現方法を磨くためには、積極的な学習と実践、他の写真家との交流、そして自己の成長を意識した挑戦が欠かせません。

新たな機材への興味

撮影の技術が向上するにつれて、より高度な表現を追求したくなるかもしれません。

このときに、新しい機材やレンズに興味を持つことも自然な流れです。

しかし、機材の性能だけにこだわるのではなく、自分の表現方法や撮影の目的に合った機材選びが重要です。

そのためにも、テーマや表現方法に集中して成長し続けることが大切です。

被写体の選定から様々な視点からの写真表現

異なる場所や環境での撮影

異なる場所での撮影の魅力と注意点|自然風景から都市の喧騒まで

季節や天候の変化は写真の表現に大きな影響を与えます。

例えば、春の陽光や秋の紅葉など、季節感を活かした撮影は作品に独特の雰囲気を与えることができます。

また、天候の変化も写真に表現の幅を与え、雨や雪、霧などの自然現象を利用した写真も魅力的です。

魅力

  • 自然風景では、豊かな色彩や壮大な景観が撮影の対象となります。
    自然の美しさや静寂さを捉えることで、観察者に心安らぐ感覚や癒しを提供することができます。
  • 都市の喧騒の中では、多様な人々や建造物、街の活気が撮影の対象となります。
    都市のダイナミズムや多様性を表現することで、観察者に刺激や興奮を与えることができます。

注意点

  • 自然撮影では、天候や季節の変化により環境が大きく変わるため、撮影計画を立てる際には天気予報や季節の情報を確認する必要があります。
    また、自然保護の観点から、撮影場所を選ぶ際には環境への配慮が重要です。
  • 都市撮影では、人や建物などの被写体が多く、撮影スポットでの混雑や安全面に配慮する必要があります。
    また、プライバシーや法的制約にも留意しながら撮影を行うことが重要です。

 

異なる環境での撮影の楽しみ方|自然の美しさと都市の活気を捉える

自然の美しさを捉える際には、静かな森林や広がる海岸など、自然の豊かな表情を感じ取ることができます。

季節の移り変わりや光の表情など、自然が持つ多彩な表情を撮影することで、観察者に季節感や自然の息吹を伝えることができます。

一方、都市の活気を捉える際には、人々の営みや建築物の躍動感を写し取ることが重要です。
煌びやかな夜景や忙しい通りを捉えることで、都市のエネルギーと魅力を表現することができます。
異なる環境での撮影では、自然と都市の対比を楽しむと同時に、それぞれの独自の魅力に心を開き、その美しさをカメラのレンズに収める喜びを感じることができます。

季節や天候の変化がもたらす表現の違い|光の変化と影響

季節や天候の変化がもたらす表現の違いは、撮影される景色や被写体の印象に大きな影響を与えます。
例えば、春や夏の明るい陽光の下では、鮮やかな色彩や明るいトーンが特徴となります。

一方、秋や冬の日差しは柔らかく、影が長くなります。
これにより、風景や被写体の表情が異なる雰囲気を醸し出します。

また、曇りや雨の日には、柔らかい光やモノクロームの世界が生まれ、静謐な雰囲気や情緒的な表現が可能となります。

光の変化によって生まれる影や色調の変化を捉えることで、同じ場所でも異なる季節や天候がもたらす表現の多様性を体験し、それぞれの瞬間の美しさを切り取ることができます。

光の使い方(ライティング)

ライティングは写真撮影において非常に重要です。
適切なライティングの使い方をマスターすることで、より美しい写真を撮影することができます。

  • 光の向きや強さ、質感などを調節することで、被写体の魅力を引き出したり、雰囲気を演出したりすることができます。
  • 光が被写体に対してどの角度で当たっているかや、影の位置を考慮して撮影することで、より効果的な写真を撮影することができます。
  • 自然光や人工光の使い方によっても写真の雰囲気や表現力を大きく変えることができます。

 

テーマの解釈の幅広さ

「テーマの解釈の幅を広げる方法」と「主題に対する異なる視点の探求」、何となく似ているこの2つを考えてみます。

テーマの解釈の幅を広げる方法|一つのテーマからの多角的なアプローチ

テーマの解釈の幅を広げる方法として、まずはテーマに関する十分な情報収集や調査が重要です。
関連する文献や写真集、インターネット上の情報などのテーマに関する様々な視点やアプローチを探ってみましょう。

次に、自分の感性や興味に基づいて、テーマに対する独自の視点やアプローチを考えてみます。

  • 例えば、テーマが「季節の移ろい」であれば、四季折々の自然の変化や人々の生活、季節ごとの行事や風物詩など、様々な側面からテーマを捉えることができます。

    また、他の写真家の作品やアート作品、映画などの影響も受けながら、自分ならではの表現方法を見つけ出してみましょう。
  • さらに、異なるジャンルやスタイルの写真を試してみることも有効です。

    ポートレート、風景、モノクローム、ストリートフォトなど、様々な撮影スタイルを試してみることで、テーマの解釈の幅を広げることができます。

このように、多様な情報や視点を取り入れながら、自分ならではのテーマの解釈やアプローチを探求することで、写真の表現の幅を広げることができます。

主題に対する異なる視点の探求|テーマの多様な側面を捉える

テーマの多様な側面を捉えるためには、まずはテーマに関する十分な情報収集や調査が必要です。

テーマに関連するさまざまな情報源や資料を活用し、テーマの背景や関連する要素を理解します。

次に、テーマを様々な角度から見つめ直し、異なる視点やアングルを考えます。

  • テーマが「都市の夜景」であれば、建物のライトアップ・交通の流れや人々の動き・夜の雰囲気など、異なる視点やアングルを変えるだけで、さまざまな要素を捉えることができます。
  • さらに、異なる季節や時間帯、天候の条件下での撮影を試みることも有効です。
    夜と昼、晴れと曇り、春と冬など、異なる条件下での撮影によって、同じテーマでも異なる側面を捉えることができます。

自分の感性や興味に基づいて、テーマを独自の視点で捉えることで、テーマの多様な側面を表現することができます。

ストーリーテリング|個々の経験や感情の反映

ストーリーテリングの重要性

テーマの背後にあるストーリーを表現する方法にストーリーテリングがあります。
これは、特定の物語や感情を伝える技術や方法を指します。
写真においても言葉や文章と同様に非常に重要です。

テーマの背後にあるストーリーを表現する方法

  1. まずは自身の経験や感情に目を向けます。
    テーマに関連する自分の体験や感情を振り返り、その中からテーマと結び付けられるエピソードや感情を見つけ出します。
  2. 次に、そのストーリーを写真に込めるために、写真の構図や撮影のポイント、撮影時の気持ちなどを考えます。
    例えば、テーマが「別れ」であれば、自身の別れの経験や感情を思い出し、その感情を写真に込めるための表現方法を考えます。
  3. この時の感情を表現するためには、被写体の選び方や構図、色彩の選択など、様々な要素を工夫することも重要です。
  4. また、写真にストーリー性を与えるために、シーンの瞬間を捉えることや、被写体の表情や動きを大切にします。
  5. 最後に、撮影した写真を見返し、自分のストーリーが伝わるかどうかを確認しながら、感情や物語を観察者に伝えることを目指します。

このように、自身の経験や感情を写真に反映させることで、テーマの背後にあるストーリーを表現する方法を探求することができます。

意外な被写体の発見と撮影

普段見過ごしている被写体の見方の変え方|身近な日常からの発見

普段見過ごしている被写体の見方の変え方は、日常の中にある身近なものを新たな視点で捉えることにあります。

例えば、道端に咲く花や窓辺の植物、家の中の日常的な風景など、普段目にする被写体でも、見方を変えることで新たな魅力を見出すことができます。

そのためには、まずはじっくりと被写体を観察し、その特徴や美しさに目を向けます。

また、被写体の周りの環境や光の加減、影の動きなども意識しながら、新しい視点で捉えることが重要です。
さらに、被写体を撮影する際には、様々なアングルやコンポジションを試してみることで、普段見慣れた風景や物体でも新しい一面を発見することができます。

例えば、低い角度から撮影することで被写体の高さや立体感を強調したり、被写体を切り取ることで抽象的な美しさを表現したりすることができます。

このように、普段見過ごしている被写体の見方を変えることで、身近な日常が新たな写真のテーマとなり、写真に新たな魅力を与えることができます。

コンポジション

コンポジションとは、写真の構図や配置の仕方を指します。
つまり、被写体や要素をどのように配置するか、どのアングルから撮影するかなど、画面内の要素の配置や配列に関することです。

適切なコンポジションを使うことで、写真の視覚的なバランスや統一感が生まれ、観る人に対して引き込む力が高まります。

例えば、被写体を画面の中央に配置することや、対称的な配置を用いること、または黄金比を考慮して配置することなどが一般的なコンポジションの手法です。
具体的なテクニックとしては上記で説明したフレーミングなどがあります。
また、ラインやパターン、対比などの要素を活用して画面内でのバランスをとることも重要です。

コンポジションは観る人の目を誘導する役割も果たします。
例えば、斜めのラインや対比の強調などを用いることで、観る人の目線を特定の方向に誘導することができます

また、バランスの取れたコンポジションは、写真に見る人の目を引き付け、興味を持たせることができます。

総じて、コンポジションは写真の中で視覚的なバランスや興味を引く要素を決定する重要な要素です。
適切なコンポジションを使うことで、写真の魅力や伝えたいメッセージをより効果的に表現することができます。

 

ありふれたものから新たな魅力を見つける方法|日常の中の美しさや興味深さ

ありふれたものから新たな魅力を見つける方法は、日常の中にある身近な被写体に対して、普段とは異なる視点やアプローチを加えることです。

魅力を見つけるとは、対象や状況の中に本来の魅力や価値を発見することを指します。

具体的には、まずは身近な被写体を注意深く観察し、その中に潜む細部や特徴に目を向けます。

例えば、日常の中で見かける道路の舗装や建物の壁、食卓の上の料理や食材など、ありふれたものでもその美しさや興味深さを発見することができます。

また、被写体を撮影する際には、従来のアングルや構図だけでなく、新しい視点やアプローチを試してみることが重要です。
例えば、被写体を近づけてみたり、斜めから撮影してみたり、被写体を部分的に切り取ることで新たな視覚的効果を生み出すことができます。

また、被写体を背景との関係や周囲の環境と組み合わせることで、ありふれたものでも新たな魅力を引き出すことができます。

さらに、撮影時のライティング、色彩やコントラスト、フォーカスの使い方など、撮影技術や表現手法を工夫することも重要です。
明るさや影の具合を調整したり、色彩を活かしたり、フォーカスを特定の部分に絞ることで、ありふれた被写体にも新たな魅力を見出すことができます。

このように、ありふれたものから新たな魅力を見つけるには、従来の枠組みにとらわれず、柔軟な視点やアプローチを持ち、撮影技術や表現手法を駆使することが重要です。

写真撮影における色彩やコントラスト
  • 色彩やコントラストは写真における重要な要素の一つです。
    適切な色彩やコントラストの使い方によって、写真の雰囲気や表現力を向上させることができます。

    また、色彩やコントラストを工夫することで、写真に深みや立体感を与えることができます。
  • 色彩の違いは、色の種類や組み合わせ、明るさや鮮やかさなどに現れます。

    一方、コントラストの違いは、色の対比度や明暗の差、形や質感の対比などによって表現されます。

 

フォーカスを特定の部分に絞る 

その一つとして、被写界深度の調整があります。
これは写真や映像で描写された範囲の奥行きの広がりの調整を指します。

具体的には、画像の前景から背景までの範囲で鮮明に写り込む部分の調整を意味し、絞りの値やレンズの焦点距離・撮影距離など(ピント合わせの要素)によって変化します。

  • 絞りを小さくして被写界深度を深くした場合、前景から背景までの多くの部分が鮮明に写り込みます。
  • 絞りを大きくして被写界深度を浅くした場合、特定の範囲だけが鮮明に写り込み、その他の領域はボケて見えます。

被写界深度の調整は、写真の表現力や雰囲気を変える重要な要素の一つです。

クリエイティブなアイデアの発想法|意外性を追求するためのアプローチと撮影テクニック

身近な被写体を異なる視点から捉えることで、普段見慣れたものでも新しい魅力を引き出すことができます。

この「魅力を引き出す」は、すでに存在する魅力やポテンシャルを最大限に活かし、強調することを指します。

例えば、通常の目線とは逆のアングルから撮影することで、被写体の形や構造を新鮮な視点で捉えることができます。

また、撮影する対象を身近な場所や日常の中から探し、予想外の被写体を見つけることで、写真に意外性を与えることができます。
例えば、自宅や近所の公園など、身近な場所で撮影することで、新たな発見があるかもしれません。

さらに、撮影時のライティングや構図、焦点の合わせ方などのテクニックを工夫することで、被写体をより鮮明に表現し、写真に深みを与えることができます。

これらのアプローチと撮影テクニックを組み合わせることで、想像力豊かな写真表現を実現することができます。

Q&A

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Q1:写真撮影でのポートレート撮影のコツは?

A1: ポートレート撮影では被写体の表情やポーズ、背景の選定などが重要です。
被写体とのコミュニケーションを大切にし、自然な表情や雰囲気を引き出すことがポイントです。

また、適切な光の使い方やフォーカスの合わせ方もポートレート撮影でのコツとなります。
※ポートレートとは、特定の人物や人物の顔を中心に据えた写真のことです。

Q2:ストレートショットとアングルショットというものは何ですか?

A2: ストレートショットは被写体を直接正面から撮影する方法であり、被写体の特徴や形状をより正確に表現することができます。

一方、アングルショットは被写体を斜めや上から撮影する方法であり、被写体の立体感や雰囲気を強調することができます。

どちらの撮影方法も、撮影する被写体やシーンに応じて適切に選択することが重要です。

Q3:写真撮影におけるフィルターの効果とは?

A3: フィルターは、レンズに取り付けて使用される光学的なアクセサリーです。
特定の効果や雰囲気を与えるためのツールです。

例えば、カラーフィルターを使用することで色彩を変化させたり、NDフィルターを使用することで光量を調整したりすることができます。
フィルターを使うことで、写真に独特の雰囲気や表現力を与えることができます。

Q4: 写真撮影におけるフィルムカメラの魅力は?

A4:フィルムカメラの魅力は、その独特の味わいや手作業の感覚にあります。
フィルムカメラで撮影することで、写真に温かみや深みが生まれ、独特の雰囲気を楽しむことができます。

また、フィルムの限られた枚数や現像の手間も、写真撮影をより慎重にし、作品に対する思考を深めるきっかけとなります。

Q5: 写真撮影におけるライセンスとは何ですか?

A5: ライセンスは写真の使用許可や権利を定める契約や規約のことです。

写真を商業利用する場合や他の人に使用許可を与える場合には、ライセンスを取得する必要があります。

ライセンスには様々な種類があり、使用目的や期間、料金などが異なります。

まとめ

写真撮影を趣味とする場合は、カメラ機材の入手から始めるのではなく、自分が撮りたいテーマを見つけることことが先です。

テーマの追求を通じて、撮影テクニックや表現力を磨き、自己成長を実感することができます。

また、異なる場所や環境での撮影や意外な被写体の発見も、写真の楽しみ方を豊かにしてくれます。
写真撮影は、自己表現や感性、好きなことの表現ができる有効な方法です。

参考書籍

カメラ始めます!著者:こいし ゆうか 監修:鈴木知子

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