古本とのつきあい方|書き込みのある古本を見つけたら購入しよう!

古本は新しい本と比べて安く手に入れられることが多く、希少な一冊に出会える可能性もあります。

しかし、状態の悪い本や、最新の情報が手に入りにくいといったデメリットもあります。

当記事では、古本のメリットとデメリットや、古本との上手な付き合い方について解説します。

以上により、古本を楽しむためのガイドとしてお届けします。

この記事の内容
  • 古本のメリットとデメリット
  • 古本の各種対策
  • 古本との付き合い方
目次

古本とは

古本は以下のようなものす。

  • 古本の定義:以前に使用された書籍で、出版から時間が経過したものを指します。
  • 価値:一般的には、状態や稀少性(絶版含む)、初版かどうかなどによって価値が決まります。
    状態が良いものや、著名な作家の署名入りなどの特別な要素がある古本は高価になることもあります。
  • 古本のメリット:古本は新品よりも安く購入できるため、限られた予算で多くの本を手に入れることができ、絶版になった本や、昔の名著といった希少な一冊に出会える可能性があります。
  • 古本のデメリット:本の状態が悪いことがあり、品質にばらつきがあります。
    独特な匂いがあったり、ページが黄ばんでいたり、シミや破れていることがあります。

    さらに、カビや虫の発生の可能性があります。
    そのため、手にとって痒くなるような感覚を覚える古本もあります。
    気になるのなら入手する必要はありません。
    絶版や入手しにくい場合以外、予算に余裕があるなら新品でよいでしょう。

  

古本対策

基本として、本棚の定期的なチェックをお勧めします。

匂い、防カビ殺菌、防虫には、日光に当てる虫干しは有効なのですが、本が多い場合は向きません。
したがって、下記のような対策をしていきます。

  • 古本の匂い:古本の匂いは、多くの読書愛好者にとって懐かしさや独特の魅力を感じさせる要素です。
    この匂いは、主に紙やインクが経年劣化することで発生するものです。

    特に、長年にわたって保管されていた本や、湿度の高い場所で保管されていた本は、独特の香りを放つことがあります。この香りを好む人もいれば、気になる人もいるため、購入前に確認することが推奨されます。
    匂いを軽減したい場合は、乾燥剤を使ったり、風通しの良い場所で換気する方法が有効です。
  • 汚れ:軽度の汚れであれば、乾いた柔らかい布で拭いたり、小さいヘラとクリーニング液を使用することによって汚れを除去できます。
    また汚れの進行を防ぐには、保管時に湿気や直射日光を避け、乾燥した清潔な環境で保管することです。
    しかし、深刻な汚れや、さらにシミは専門の修復業者に相談することをお勧めします。
  • 防カビ殺菌:一番簡単な方法はアルコール消毒です。
    アルコールテッシュやスプレーを使用します。
    使用する際は、紙が湿らないように注意し、少量を均等にして除菌します。
    他に古本を風通しの良い場所に保管し、乾燥させることで、湿気が原因で発生するカビや細菌の繁殖を防ぐことができます。
    また湿気をなくすことは、紙やインクの劣化を防ぐことに繋がるため、定期的な乾燥も有効です。
  • 防虫:ハンディタイプの掃除機を使用し、書籍の隙間やほこりを除去します。
    これにより、微細な埃や害虫の卵を取り除くことができます。

    また、防虫剤を使用することで、害虫から書籍を保護し、長期間良好な状態を維持することができます。
    防虫剤、防虫シート、天然の防虫剤などを使用します。
    説明書に従って、適切な使用方法を守ることが大切です。
  • 日焼け:本の日焼けとは、紫外線を含んだ直射日光や強い光に長時間さらされることで、書籍の表紙やページが黄ばんだりする変色や、印刷の劣化を促進して、印刷された文字や画像が褪せる現象です。
    古本は特にこの現象が現れているので、直射日光を避けることが必要です。
    適切な保管場所を確保して、カーテンで日光を遮断し、温度と湿度も安定した場所に置きます。
    また、表紙にカバーをするなどして、光からの影響を減らすこともできます。

  

古本との付き合い方

古本とどうやって付き合っていくか、以下の3つを参考にしてみてください。

店舗によって品揃えにばらつきがある

本の内容を確認したい気持ちがあって、実際にお店に行ってしまう場合があります。
大手チェーン店は新しめの本が多いですが、地元に昔からある古本屋は、かなり昔の本から新しい本まであります。
しかし、古本屋によっては、目当ての本が見つからないこともあります。

古本屋は、「たまたま入った店で掘り出し物を見つける」というスタンスで利用するのが丁度よいかもしれません。

確実さを求めるなら、ネットを活用すればよいでしょう。

書き込みのある本に対して

店頭やネットで販売されている古本の中には、書き込み有りの本があります。

この「書き込み」とは、以前の所有者がページにメモやマーカーで線を引いたり、注釈を記入したものを指します。
書き込みは、書籍の内容に対する感想や重要なポイントを記録するために行われることが多いです。

書き込みがある本は、その本を使っていた人の考えや学びの跡が見えるため、価値があると感じる人もいます。
書き込みのある本の良いところはここです。

そのために書き込みありの本を読めば、自分とは違った読み方や視点が学べて、気付きの切っ掛けになります。
書き込みのある本を最初に読むのはお勧めしませんが、愛読書の2冊目として購入しても損はないです。

古本の価値を楽しむ心構え

経年の味わいも古本の魅力の一つ。探していた本を見つけたシチュエーションも大切にしたいところです。
先に挙げた書き込みのある本もそうです。
完璧を求めず、古本ならではの良さを楽しむ心構えが大切です。

Q&A

Q: 古本で体が痒く感じるのはどうしてか?

A:原因にはいくつかの可能性が考えられます。

  • ほこりやアレルゲン: 古本には長い間溜まったほこりやアレルゲン(花粉やカビの胞子など)が含まれていることがあります。
  • また、インクや接着剤から発生する化学物質の発揮の可能性も考えられます。

これらが空気中に放出されたり、触れたりすることで、アレルギー反応が引き起こされる可能性があります。

対策:古本を読む際に除菌をしたり、ハンディタイプの掃除機を使用し、書籍の隙間に蓄積したアレルゲンを除去します。保管場所の定期的な換気を行い、空気の流れを良くすることが助けになります。

まとめ

古本には、新品にはない魅力と特性があります。
コストパフォーマンスが良く、希少な本に出会える一方で、状態が悪いことや最新情報が得られないというデメリットも存在します。

しかし、古本に対する対策やその価値を楽しむ心構えを持つことで、古本はより豊かな読書体験を提供してくれるでしょう。

上手に古本と付き合いながら、自分だけの一冊を探し出す楽しさを見い出してみましょう。

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